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(2007年)
第50回 十大新製品賞 日本力(にっぽんぶらんど)賞
新製品技術
仮想エンタプライズストレージ装置 USP V (日立製作所)
大規模業務システム向けストレージ(外部記憶装置)であり、装置および記憶容量の双方に仮想化機能を搭載。構成の複雑化を防ぎ“使いやすさ”を前面に出したことで他社製品との差別化を図った。
「装置の仮想化」とは顧客が持つ複数のストレージを一つの巨大な仮想ストレージとして管理・運用する機能。各業務ごとに管理が必要だった従来に比べ管理者数やコストを大幅に削減できる。
しかし仮想ストレージ化した場合、従来は業務ごとにデータ容量を割り振っていたため、予測より需要が多い業務のデータ容量が満杯となった場合、他のデータに空き容量があっても容量の増設が必要だった。
こうした顧客の負担増を抑えるため「記憶容量の仮想化」機能を搭載し仮想ストレージ全体の空き容量を各業務が自由に使用できるようにした。顧客の業務に応じた柔軟な記憶容量の割り当てが可能となるため、複雑な容量設計が不要。データ容量の使用を効率化することでさらなる管理コストの低減を可能にした。
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