4kW炭酸ガスレーザ　FANUC LASER C4000i-MODEL B　（ファナック）

　レーザー加工機が板金切断の分野で需要を拡大している。さらにレーザー加工機を普及させるために、加工面質の向上と加工速度のアップが求められている。

　ファナックのレーザー発振器「Ｃ４０００ｉ―ＭＯＤＥＬ　Ｂ」はレーザービームの形状の変動を大幅に減らし、切断面質を従来比４０％向上させた。同発振器を使えば、バリ取りなどの後加工が不要なレーザー加工機の利点を強調できる。さらに仕上がりの美しさが求められる外装材にもレーザー加工機が活用できるようになる。

　加工速度はレーザービームの集光性能を改良して高速化した。薄板や中厚板では従来機比１０％強高速化。

　サーボ軸とレーザー制御の同期精度を従来比１６倍に高めたのも特徴。レーザー加工機の動きに追従しながらレーザービームのオンオフ制御ができるようになり、高速高精度加工を実現した。安定して加工できる焦点位置の範囲は１．５―２倍に拡大。これにより長時間の連続稼働で工作物の形状がばらついても安定した加工ができる。