業務用フォトプリンター　ＤｒｅａｍＬａｂｏ　５０００　（キヤノン株式会社）

銀塩写真上回る色の表現を実現

　キヤノンの業務用フォトプリンター「ＤｒｅａｍＬａｂｏ　５０００」は、銀塩写真を上回る色表現を実現している。家庭用インクジェットプリンターで培った高密度プリントヘッド技術により７色の染料インクを極小均一に吐出する仕組みで、デジタルカメラなどの普及で急増している撮影画像を高画質に出力できるのが特徴。

　広い色再現性を生かし、明暗部それぞれで透明感や重厚感をもたらすことが可能。Ｌ判写真を毎分４４枚の速度で印刷できる。

　写真集や高級カタログなどの印刷用途も想定し、微細な文字印刷も可能だ。最大３０５ミリメートル幅に印刷できる高生産性も備え、１冊２０ページ（Ａ４）分の印刷が７２秒で済むため毎時５０冊の高速処理を実現する。自動両面印刷機能も持つ。

　想定顧客は印刷業界やリテールフォト業界などで、２０１１年２月の発表以降、受注活動を全世界で進めている。