セミナー

【ライブ配信&録画視聴可能】
電気電子機器における
防水設計手法と不具合対策
~防水構造設計の要点・防水筐体の放熱設計・防止設計特有の不具対策~

開催主旨

 電子機器への防水機能の付加は屋外設置の機器に限定せず、スマートフォンをはじめ日常的に使用する機器でも求められています。最近の各種機器のIoT化に伴い、その要求度はさらに増しています。
 防水機能を付加するためには、求められる防水規格および試験方法が製品ごとに異なるがゆえ、これらの理解が必須です。また、防水機能を付加する際は、製品のコストアップやデザイン面での制約がある中で、放熱特性の低下といった課題に対応する必要があり、設計フロントローディングによる早期対策も求められます。
 本講座では、このような防水設計の要点とコツを、防水設計の不具合例などを通じて解説します。具多的には、電子機器の防水構造設計の検討方法や止水部品の設計、防水筐体の放熱設計、防水計算とCAEを用いた防水設計の進め方、エアリーク試験の設定と対策方法、さらには、早期対策を可能にする開発プロセス(設計フロントローディング)を紹介します。
   素材開発にも精通する講師が、防水構造と放熱材料の両面から防水設計の不具合と対策法を伝授します。

【受講対象】
構造設計担当や防水構造に課題を持つ設計者、防水構造を構築したい開発マネージャーほか

 本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時

2025年 3月 10日(月)13:00~17:00(※当日12:00まで申込受付)

受講料

39,600円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分)

※録画視聴のみの参加も可能です。

※振込手数料は貴社でご負担願います。

※通常、講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

主催 日刊工業新聞社
協力 神上コーポレーション株式会社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

鈴木 崇司 氏

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プログラム

1.電子機器と防水規格
1-1 電子機器と防水性
1-2 防水規格(防塵規格)
1-3 防水規格別の製品群
1-4 防水規格別の試験設備
1-5 防水規格を得るには
1-6 防水規格の落とし穴と対処法
2.電子機器の防水構造設計の検討方法
2-1 防水構造を考慮した筐体設計
2-2 キャップ・カバー設計
2-3 防水膜・音響部
2-4 スイッチ
2-5 防水モジュール(USB、スピーカーなど)
3.止水部品の設計
3-1 ガスケット、パッキン(一体型、ゲル使用)
3-2 Oリング(参照値と実使用)
3-3 防水両面テープ・接着剤
3-4 防水ねじ
4.防水筐体の放熱設計
4-1 なぜ放熱を考えるのか(密閉筐体による放熱特性の低下など)
4-2 放熱の3形態と熱伝導
4-3 低温火傷を回避するコツ
4-4 放熱材料の種類と選択方法 4-5 費用対効果を考慮した放熱設計
5.防水計算とCAEを用いた防水設計
5-1 ガスケット・パッキン止水と隙間の確認
5-2 両面テープ 濡れ性
5-3 スイッチの押し感(クリアランス⇔干渉)
5-4 放熱シミュレーション
6.エアリーク試験の設定と対策方法
6-1 エアリークテストの原理と測定方式(JIS Z 2330:2012)
6-2 エアリークテストの方法と閾値設定の考え方
6-3 エアリークの原因解明と対策実施例
6-4 エアリーク試験機の種類と代表的な機器
7.防水設計の不具合例と対策手法
7-1 ガスケット設計と外観不具合
7-2 防水テープクリープ現象
7-3 防水膜のビビリ音
7-4 防水キャップ/カバーの操作感度
8. 技術紹介・まとめ・質疑応答(技術相談)
8-1 T0M(布施真空):基板防水
8-2 撥水:簡易防水
8-3 設計支援:一気通貫開発/フロントローディングプロセスの提案
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
※必ずお読みください
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