セミナー

【ライブ配信&録画視聴可能】
SDFへの転換ための必須技術を学ぶ!
FA&IoTシステム構築術とPLCによるデータ収集術
~PLCにランダムアクセスして対象装置の稼働状況等を把握する手法!

開催主旨

 ソフトウエアにより工場全体を制御・最適化する「Software Defined Factory(SDF)」への転換が叫ばれています。

 SDFは、クラウドコンピューティングやAI・IoTなどを活用し、工場の設備やプロセスをソフトウエアで一元的に管理・制御するアプローチです。従来の工場では、各機器が独立して動作し、生産ラインの変更には物理的な配線の変更や機器の再設定が必要でした。SDFでは、生産計画の変更やトラブル対応といったタスクをソフトウエア上で完結でき、生産効率の向上とコスト削減、市場変化への迅速な対応が可能になります。

 そして、SDFにおいて重要な役割を担うのがPLC(Programmable Logic Controller)です。SDFにおいて、PLCは現場の機器を直接制御する役割を担っており、他のPLCや上位の管理システム(SDFのソフトウエアなど)と通信し、情報をやり取りします。つまり、SDFのソフトウエアが生産計画や工場最適化の「脳」となり、その指示をPLCが「手足」として実際の機器に実行させることで柔軟かつ効率的な生産体制が実現され、例えば、製品の仕様変更があった場合は、ソフトウエア上でプログラムを書き換えるのみで物理的な配線変更を最小限に抑えつつ対応することができます。

 本セミナーでは、SDFの要となる PLC(シーケンサ)によるデータ収集システムの基礎と応用力を習得いただくことをめざします。

 初日はFAシステムおよびIoTシステムの構成要素と情報系との連携手法を、2日目は対象装置の稼働状況の確認や操作を、講師によるデモを通じて学びます。また、2日目の後半にはIVIキットを用いたシステム設計に加え、OPC UAサーバを活用したシステム化などを解説します。なお、本セミナーで使用したランダムアクセスのためのプログラムは、自社の製造現場で検証することができます。

 一方、わが国では、モノづくり現場におけるFA分野のエンジニアは慢性的な不足に陥っており、また、優秀なエンジニアの高齢化という課題を抱えています。本セミナーはこうした課題に応える内容となっており、生産技術者からシステムインテグレータ(SIer)、FA機器メーカーの担当者など幅広い方の参加をお奨めします。

本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使います。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時

2025年 10月 2日(木)~3日(金)13:30~17:00

※開催当日12:00まで受付。録画参加も可能です。録画視聴は2週間可能です。

受講料

49,500円(テキスト代(400P)、録画視聴、ランダムアクセスのためのサンプルプログラム、税込、1名分)

※開催決定後、受講料の請求書(PDF)をメールでお知らせします。振込手数料は貴社でご負担願います。

※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

茅野 眞一郎 氏

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プログラム

□初日(10/2):シーケンサによるデータ収集システムの基本
1.オリエンテーション
 ①講座概要/②参加者スキル確認
2.概論
 ①FAのIoTを取り巻く動向(国際、国内)/②FAにおけるIoT/③SDFにおけるPLCの役割
3.FAシステム概論
 ①FAシステムとは、②FAシステムで使用される機器、③PLC(シーケンサ)とは
4.情報系との連携方法
 ①情報連携製品の紹介(SLMP、MXComponent、MESI/Fユニット、EZSocket)など三菱電機製を中心に
5.情報系とつなげてみよう
 ①装置データ収集システム(シーケンサからのデータ収集)/②プロトコル解説/③プログラム解説
6.講師によるデモ
   ①シーケンサに対してイーサネット経由で接続し、MCプロトコルによるデバイスの状態/内容を読み出せることを確認する
 ②リモートでシーケンサにアクセスしてデータ収集(C++、Java、Perl、Python)
 ※講師がデモで使用したプログラムは提供します
□2日目(10/3):シーケンサによるデータ収集システムの応用

1.データモデル
 ①モデルとその関連用語/②装置と機器の関係/③装置モデルとデータモデル/④OPC UAによるモデル
2.対象装置の概要
 ①システム概要/②メカ構成/③電気構成/④データ構成
3.対象装置を操作する
 ①対象装置のデータ構成/②IoTとしての装置構成/③OPC UAのプログラミング/④MCプロトコルの追加解説
4.講師によるデモ
   ①MCプロトコルによる装置の状態/内容のアクセス
   ②OPC UAによる装置の状態/内容のアクセス

   (OPC UAのメリット/IEC 62541としての国際標準化/OPC UAサーバ実装とアクセス/OPC UAサーバによるデータ収集と現場設備への接続/OPCUAサーバセキュリティ設定ほか)
   ③リモートでシーケンサにアクセスしてデータ収集(C++、Java、Perl、Python)
   ※講師がデモで使用したプログラムは提供します
5.システム化
   ①IoT事例紹介
   ②OPC UA機能を用いた事例紹介(※OPC UAサーバを用いたデモの紹介も検討しています)
6.2日間のまとめ

【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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