セミナー

【ライブ配信セミナー】
機械振動の基礎と低振動設計への応用【演習で学ぶ】
~低振動化「高減衰設計」の基本と「高剛性設計」に必要な「力の流れ」を解説~

開催主旨

振動の基礎を理解し、設計や対策に活かす!


 構造物の動的な設計や振動対策を適切に行うには、振動の「本質」を十分に理解しておく必要があります。単に「振動の計算ができる」ということは重要ではありません。振動挙動をどのように捉え、そして、そこで起こっている動的現象の「本質とは何か」を考えられるようになることが重要です。

 

 本セミナーでは、まず振動の基本となる一自由度振動系の自由振動、固有振動数、強制振動の説明から始めます。
 続いて、振動現象を大きく支配する外力(加振力)について説明します。計測された変位や加速度から外力を推定することが、振動の発生メカニズムを理解する上で必要です。実際の機器を例に挙げながら、外力と振動応答との関係を説明します。また、振動系を構成する質量、ばね、減衰が振動応答にどのように影響するかを理解しておくことも、振動対策の具体化に必要です。


 共振問題については、エネルギー的な観点から解説します。これにより、共振現象の物理的(本質的)な理解につなげてもらいます。
 さらに、構造物の低振動化のために必要な「高減衰設計」の基本的な考え方、「高剛性設計」の基本となる「力の流れ」についても解説します。


 本セミナーでは、受講者の皆様に振動現象を視覚的に捉えていただくよう「動画の利用」や「エクセルによる数値シミュレーション演習」を用いて講義を進めます。

【本講座に参加して修得できること】
・振動現象の「本質」をわかりやすく捉えることができる。
・機器の加振力特性を推定し,振動発生メカニズムのストーリーを作ることができる。
・振動低減のための方策を考え,それを具体化するための方法を提案できる。

※Microsoft Excelのシミュレーションプログラムを事前配布いたします。Excelをインストール済みのパソコンでご受講ください。

 

※本セミナーのテキストは、PDFにてお送りいたします。お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入してください。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせください。)

概要

日時 2025年 2月 27日(木)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 2025年2月26日(水)17:00〆切
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

佐藤 太一 氏

このセミナーを申し込む

プログラム

 1. はじめに
 
 2. 【振動の基礎】一自由度振動系
  2-1 自由振動
   2-1-1 運動方程式と固有振動数
   2-1-2 粘性減衰系の挙動
  2-2 強制振動
   2-2-1 運動方程式
   2-2-2 時刻歴波形と共振曲線
   2-2-3 力による強制振動・変位による強制振動
   2-2-4 振動の評価量
 3. 振動を支配する「外力」を理解する
  3-1 外力と振動応答の関係
   3-1-1 応答から外力を「推定」する
   3-1-2 周波数分析の観点から考える
  3-2 外力の種類と応答
   3-2-1 正弦波
   3-2-2 ひずみ波
   3-2-3 不規則波
  3-3 各種機械要素・装置における外力
   3-3-1 軸受け
   3-3-2 歯車
   3-3-3 空調機など
 4. 振動低減のために「何を変更・改善」すべきか
  4-1 外力を小さくすることができればよいのだが
  4-2 ばね支配・減衰器支配・質量支配
 5.「共振」の本質を理解する
  5-1 エネルギー的な観点から見直してみる
  5-2 外力がなす仕事とダンパによって消散されるエネルギー
  5-3 共振は外力がもっとも効率良く仕事をなした結果起こる現象
  5-4 減衰による振動低減の物理的意味
 6.「高減衰設計」を理解する
  6-1 振動エネルギーをダンパに「流す」
  6-2 固有振動モードから有効な制振方法を考える
  6-3 板の曲げ振動を抑える制振材貼り付けの考え方
 7.「高剛性設計」を理解する
  7-1 構造設計の基本となる「力の流れ」とは何か
  7-2 「力の流れ」を読む・適用する
  7-3 リブ構造の例
 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】
 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

このセミナーを申し込む

一覧へ戻る

日刊工業新聞社関連サイト・サービス