セミナー

【ライブ配信セミナー】
【なぜ振動診断が必要なのか?】

豊富な事例で理解する「振動診断技術の超入門編」
~ベテラン技能者のように設備異常を見つけ出せるようになる!~

開催主旨

「設備の老朽化」「ベテラン保全マンの不足」は、どの製造業企業も抱えている悩みです。
そのような状況で、工場内の機械設備が突然故障したらどうしますか? 生産が止まり、企業活動にとって大きな損失になります。

設備の異常をいち早く確実に見つけ出し、その発生個所、異常の程度、そしていつ故障するかを予測する方法として、設備の「予知保全」が注目されてきています。
予知保全とは、状態監視技術、設備診断技術を駆使して設備の状態を把握し、将来の状態を予知・予測していち早くメンテナンスを行う保全方式です。状態基準保全(CBM)ともよばれます。

設備診断には、かつてはベテラン技能者による解析が必要でしたが、近年では振動計を用いた簡易診断・精密診断によって、だれもが簡単に定量的な評価ができる時代となっています。

本セミナーでは、振動の基礎知識から振動データ解析技術や診断方法の概説から始まり、設備診断の導入にあたり必要な仕組みの作り方や、状態監視データの見方・解析方法、簡易診断・精密診断における異常原因の究明や対策立案までを、事例を交えてわかりやすく解説します。
・なぜ状態基準保全(CBM)が必要なのか
・振動法によってどのような異常を検知できるのか
・振動法で検知できない異常はどうすればいいのか
・振動計を選定する際のポイント
・振動はどの位置を計測し、判定基準はどう設定すればいいか
・様々な異常振動現象に対しどの解析技術を用いたらいいのか
といった振動診断を行う上での疑問点も丁寧に解説します。初めて設備診断に携わる方にもわかりやすい内容です。多くの方の受講を期待しております。

 

習得可能知識

1.振動診断を導入するとどんな効果があるか
2.振動診断の現場への導入方法、進め方
3.簡易診断/精密診断の実施方法、ポイント

 

受講対象者

・振動診断技術を未経験の方、これから導入予定の方
・機械保全、設備管理、生産管理業務などに携わる方
・機械の状態監視・診断技術や予知保全技術にご興味のある方
※受講にあたり予備知識などは不要です。

概要

日時 2025年 3月 14日(金)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 ライブ配信 ビデオ会議ツール「Zoom」
※ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 2025年 3月 13(木)17:00〆切
テキスト配布について 本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。
※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

迫 孝司 氏 (さこ たかし)

プログラム

1.設備管理の変遷と保全方式
 1-1. 設備管理技術の変遷
 1-2.保全方式
 1-3.TBM(時間基準保全)における定期修理前後の評価
 1-4.なぜ状態監視が必要なのか?
2.設備診断技術を支える仕組み
 2-1.設備診断技術とは
 2-2.設備診断技術研究の変遷
 2-3.設備診断技術の種類
 2-4.設備診断技術導入の効果
3.振動の基礎
 3-1.振動とは何か?
 3-2.速度、加速度とは何か?
 3-3.劣化モードと振動モードの関係
 3-4.振動で何がわかるのか?
4.振動の計測
 4-1.振動センサの種類と構造
 4-2.軸振動(回転軸)の計測
 4-3.軸受箱振動(非回転部)の計測
 4-4.振動監視システムの種類
5.状態監視・診断の進め方
 5-1.設備診断を支える仕組み構築の必要性
 5-2.振動法による設備状態監視・診断フロー
 5-3.設備重要度の設定
 5-4.故障原因分析書
6.簡易診断(状態監視)
 6-1.診断前の準備
 6-2.振動値の傾向管理
 6-3.異常による振動上昇パターン
 6-4.最小自乗法を用いた余寿命予測方法
 6-5.振動判定基準の歴史
 6-6.軸受箱振動(非回転部分)における判定基準
 6-7.振動法による異常検出率(例)
 6-8.振動値のチェックポイント
 6-9.簡易診断事例
7.精密診断(原因究明と対策立案)
 7-1.精密診断(異常診断)前のチェックポイント
 7-2.精密診断に用いる主な解析技術
 7-3.精密診断データのチェックポイント
8.異常振動現象とその特徴
 8-1.アンバランスによる振動
 8-2.ミスアライメントによる振動
 8-3.ガタによる振動
 8-4.共振現象による振動
 8-5.流体力による振動
 8-6.転がり軸受の振動
 8-7.転がり軸受の劣化パターン
 8-8.すべり軸受の振動
 8-9.歯車の振動
 8-10.モータにおける振動
9.異常振動診断事例
 9-1.プーリー摩耗による軸受損傷事例
 9-2.Vベルト張力架台による潤滑不良事例
 9-3.伝搬振動による軸受損傷事例
 9-4.基礎劣化に起因した軸受損傷事例
 9-5.共振によるファンの異常振動事例
 9-6.モータ据え付け不良による静的偏心事例
10.振動監視・診断のポイント(まとめ)
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 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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