セミナー

【ライブ配信セミナー】
〜工場の収益性と安定性を向上させる〜

計画保全の効果的な導入・運用方法とトラブル対策

開催主旨

 本セミナーでは、製造業における生産設備の計画的な保全活動が工場の収益性や安定性にもたらす効果とその導入・運用の方法について解説します。 最初に、第1章で設備保全の基礎的な考え方と説明します。次に、第2章と3章では、設備保全を適切に実施するため方法として目標値の適切な設定と現場への落とし込み方法を説明します。第4章と5章では、より具体的に計画的な保全活動における定常的と非定常の設計の仕方とトラブル対応の管理方法を説明します。
 さらに、第6章と7章では、高度な設備保全を目指しデータの収集と活用の方法をDX・IoTの推進事例とともに紹介します。最後に第8章では、設備保全の活動を継続的に実施するために不可欠な設備保全員の人材育成・教育環境の整備の方法について紹介します。 参加者の皆様が計画保全を適切に実施するための理解を助けるため質疑応答の時間も設けておりますので、お気軽にご相談ください。

■おもな受講対象
・工場長・経営者
・製造現場のリーダー層
・現場改善、生産管理者
・設備保全のリーダー及び担当者

■受講効果
・設備保全・計画保全の効果と実施方法への理解が深めること。
・保全活動を効果的に継続実施するための方法と事例の知識を得ること。
計画保全の水準を向上させ続けるためのデータの収集と活用による保全予算の最適化の手法を知ること。
・設備保全の業務の導入・運用を着実に達成するための手順の把握
・IoT、DXを効果的に推進するための設備情報の整理の有用性を理解すること
・予兆保全に関する基本的な知見を獲得すること。

本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時 2024年 6月 12日(水)13:00~17:00
(12:30 受付開始 )
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:38,500円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞
お問い合わせ 日刊工業新聞社 西日本支社 事業出版部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

清岡 大輔 氏

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プログラム

1.オープニング

1-1.目次紹介、自己紹介
1-2.設備保全とは何か
1-3.設備保全の効果-事例紹介
1-4.社会的要請としての設備保全
1-5.設備保全の活動と保全方式(言葉の定義)
1-6.設備の保全業務を運用するための3要件

2.設備の計画保全の目標値の考え方とその設計方法
2-1.一般的な保全目標の項目
2-2.目標値の設計の手順
2-3.目標設計の失敗事例(設備保全の意味のない目標事例5選)
2-4.設備保全の実施と効果の事例紹介
2-5.工場の目標設定の事例
2-6.目標値を適切に運用する方法とコツ
3.目標値を現場に落とし込むには?
3-1.現場に則した保全計画の事例
3-2.設備の重要度と、リスク(故障の発生確率)に応じた点検や検査
3-3.特殊設備や内製設備の対応方法
4.計画保全の運用方法
4-1.実践方法(保全計画の作り方)
・対象範囲の決定
・設備の重要度の検討  
・保全方式の検討
・故障部位と確率の推測
・保全計画の作成
4-2.保全計画の事例紹介
・保全資料の紹介:点検チェックシート、整備記録書
5.設備故障の再発防止の管理方法
5-1.トラブル発生から再発防止までの業務フロー
1.現状確認、情報整理
2.補修時期を決める
3.現状復旧及び補修完了まで監視
4.トラブル原因の解析
5.再発防止策の検討
6.再発防止策の実行
7.情報共有
5-2.トラブル再発防止の方法
ステップ1
・根本対策(原因を取り除くハード対策)
・管理方法の改善(検査方法変更、保全周期変更)
・生産方法の改善(機械への負荷を減らす運転)
ステップ2
・冗長化(予備機、予備品)
ステップ3
・ソフト対策(整備マニュアルの改善、点検チェックシートの改善)
5-3.設備構造と生産条件を理解することの重要性
5-4.設備が損傷する要因(故障の5大要)
5-5.部品の劣化パターン(4つの劣化パターンと保全方式)
5-6.保全資料の紹介:トラブル原因調査
6.保全履歴、保全データの利活用
6-1.設備保全とDXの相性がよい理由
6-2.保全データとは、どのようなデータなのか
6-3.保全履歴の分析(コスト検討、保全作業の効果、適正な資源配分)
6-4.設備情報の整理(情報整理の重要性と事例紹介)
・事例:予兆保全を始める際の情報整理
・事例:設備の機番の付け方
6-5.データのライフサイクル
7.保全予算のモニタリングと最適化
7-1.保全予算の勘定科目と保全予算の分析項目分類の違い
7-2.一般的な保全予算の分析項目
7-3.予算性格別分類の事例
・分析目的と記録項目
・予算性格別分類の項目例
7-4.モニタリングを行うための管理項目の設計
8.設備保全員の育成
8-1.設備保全員に必要なスキル
8-2.保全教育の考え方
・保全教育項目の内容と教育方法
・教育環境の整備の方法
・社内教育作成プロジェクトの事例紹介
9.本日のまとめ
9-1.本日のまとめ
質疑応答 10分
※設備保全に関することなら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

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