セミナー

12/17開催となります!
会場&ライブ配信・録画視聴も可能

設計検図の実態を反面教師として学ぶ
設計の各段階における
正しい検図の進め方と自己検図&組織的検図・3D検図・アセンブリ検図の仕方

開催主旨

 図面の品質を確保するうえで「検図」は重要な作業です。ところが、多くの開発現場で設計者個人による「自己検図」に委ねており、第三者が確認しないままに製造部門に出図されています。製作図段階で検図がなされるために、寸法ミスをはじめ記載ミスの指摘にとどまっています。また、デザインレビュー(DR)でチェックしようにも、短時間で数百枚以上にのぼる(紙)図面を確認できるはずもなく、「ただのイベント」となっている開発現場が多いです。検図では本来、機能および品質が確認されるべきであり、また、出図のタイミングで検図の目的が異なるため適時、目的意識を持ってこれらの確認がなされるべきです。
 本セミナーでは、開発フェーズにおける検図の目的ならびに正しい進め方を、具体的に解説します。前段には、講師らが実施したアンケート調査をもとに各現場の検図の実態と課題を紹介。これら「ダメな検図」が招く品質トラブルの具体例を説明します。これを踏まえ、現在の設計フロントローディングと検図の関係と仕組み、各段階における検図の目的と着眼点、検図チェックリストなどを通じて解説します。併せて、3DCADによる検図や、それによる検図作業の高効率化と高品質化のアプローチを紹介し、設計手戻りを防ぐコツを掴んでいただきます。
 講座の最後には、事前アンケートをもとに検図チェックリストの良し悪しや機能検図・生産検図の実施方法など、検図にかかる課題と解決法を参加者全員で共有します。議論が尽きない検図の悩みを解消できる絶好の機会となります!


会場参加特典

※現地参加される方には、参加特典として講師著書『正しい検図-自己検図・社内検図・3D検図の考え方と方法-』(日刊工業新聞社)を、無料進呈します。 


ライブ配信セミナーでお申込みされた方は、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。

概要

日時 2024年 12月 17日(火)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場

日刊工業新聞社 西日本支社 セミナー会場&オンライン(ZOOM)、後日の録画参加(録画視聴も可能)

※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※後日の録画での参加を希望される方は、備考欄に「録画参加」とご記載ください。当日ご参加いただいた方も録画視聴は可能です。

受講料

お一人様:48,400円(資料含む、録画視聴、消費税込、1名分)

受講にあたり
開催決定後、受講料の請求書をはメールでお送り致します。開催当日9:30まで受付。
配布資料は、参加登録いただきましたメールアドレスに開催2日前にPDFでお知らせします。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問合せ先 日刊工業新聞社
西日本支社 総合事業本部 セミナー係
TEL: 06-6946-3382
FAX: 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

中山 聡史 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 西日本支社
セミナー会場
大阪市中央区北浜東2-16
TEL06-6946-3382
セミナー会場案内図

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プログラム

1.設計部門の現状の課題
1-1 検図の実態と課題
 ①自己検図に依存、②紙図面のみの検図、③捺印のみの検図、④記載ミスの確認のみ、⑤構造図・組立図段階の検図は少数?⑥検図チェックリストはある?ない?⑦製作図段階で検図?など
1-2 以前の検図と現在の検図 1-3 開発方式と検図の仕組み
 ①量産系の開発方式と検図、②受注系の開発方式と検図
1-4 現在の検図の課題
 ①検図を実施する段階と回数、②機能・品質の検図、③検図のタイミング、④検図の実施段階と検図チェックリスト、⑤ベテランによるチェック、⑥流用設計の検図、⑦標準書の準備など
2.設計フロントローディングと検図
2-1 設計の基本原理とその役割
2-2 フロントローディングとコンカレントエンジニアリング
2-3 設計フロントローディング&コンカレントエンジニアリングの姿
 ①設計フロントローディング&コンカレントエンジニアリングのメリットと実例
 ②設計フロントローディング&コンカレントエンジニアリングに必要なツール
 (設計仕様書、DR、FMEA、FTA、DRBFM、QFD、CAE)
2-4 設計フロントローディングにおける検図の仕組み
2-5 検図プロセスとタイミング
2-6 検図の目的と検図の視点(機能設計視点、生産設計視点)
2-7 検図のタイミングと検図の計画
2-8 検図とDRの差異・検図を生かしたDR
3.検図の詳細プロセスと事例
3-1 検図の詳細プロセス
 構想DR前/構想試作DR前/詳細設計DR前/量産DR前 ほか
3-2 検図の心構えと変化点管理の活用
 自己検図の精度を高めるには/第三者による検図 ほか
3-3 検図のチェックリスト
 構想図/試作図/量産組立図/量産部品加工図/図面の書き方に関する内容(標準書・手本書、変化点管理の活用) ほか
3-5 3DCADを活用した検図方法
 検図作業の効率化(DRBFMとの比較・参照、検図用テンプレートの準備)/検図作業の品質向上
4.自己検図の進め方
4-1 自己検図の全体像(設計者個人レベルの検図の精度を向上する)
4-2 自己検図の進め方
 ①自己検図のチェックリストの運用と活用、②自己検図チェックリストの作成(機能設計視点:機能・条件・方式・仕様/生産設計視点:組立・部品精度・購買)、③自己検図のポイント、④自己検図のチェックポイント(ミスが発生した段階・ミスが発生した要因)、⑤講師が経験したミス(はめあい公差の指定、表面処理の指定など)、⑥チェックリストのフィードバック(設計能力不足の内容/インプット情報理解不足)
4-3 自己検図の具体的な進め方と設計手戻りを防ぐコツ
4-4 3Dアセンブリ検図
4-5 検図チェックリストの定期的な更新
5.まとめと総合討論
事前に実施した「検図」にかかるアンケートをもとに討論します。 「1-4 現在の検図の課題」で取り上げた、検図を実施する段階と回数、機能・品質の検図、検図のタイミング、検図の実施段階と検図チェックリスト、ベテランによるチェック、流用設計の検図、標準書の準備などについて、参加者同士で課題および解決法を共有します。
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(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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