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空気直接回収・貯留(DACCS)・バイオマスCCS(BECCS)も解説!

脱炭素と二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)の世界動向と技術トレンド、今後の課題と展望

開催主旨

 「CCUS」とは、人間の生産活動により排出された二酸化炭素(CO2)を回収し、地中深部に貯留する二酸化炭素回収・貯留(CCS)と、回収したCO2を原材料として利用する二酸化炭素回収・利用(CCU)の総称です。CCUSは、地球温暖化防止のためのCO2排出削減技術として注目を集めています。
 本セミナーでは、世界全体の目標となっているカーボンニュートラル社会構築に向けたCCUSの役割や位置付けについて包括的に解説。そのうえでCO2回収、輸送、利用、貯留の各プロセスに関連する技術内容や商用化あるいはそれに近い世界各国のプロジェクトについて紹介します。また、現時点では新興技術であるCCUSの広範な普及に向け発動されている各国の政策や課題、今後の見通し等について紹介します。さらに、炭素除去技術(CDR)のうち、回収CO2の貯留を伴う空気直接回収・貯留(DACCS)およびバイオマスCCS(BECCS)の動向についても詳説していきます。


 ■おもな受講対象者

・企業におけるCO2削減への対応に携わっている方
・CO2削減の今後の見通し判断にお困りの方

 ■受講効果

・カーボンニュートラル社会実現のためのCCUSの役割と位置付け
・CO2の回収・利用・貯留の技術と事業展開に関する専門知識

 


 ライブ配信セミナーでお申込みされた方は、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時 2024年5月 24日(金) 13:30~17:00
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。

受講料

38,500円(資料代、消費税込、1名分)

※振込手数料は貴社でご負担願います。


受講にあたり 開催決定後、請求書(PDF)をメールにてお送り致します。申込者が催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂く場合がございます(担当者より一週間前を目途にご連絡致します)。
受講料 振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて 開催日1週間前までとさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
お問い合わせ 日刊工業新聞社
西日本支社 事業出版部 セミナー係
TEL : 06-6946-3382
FAX : 06-6946-3389
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

下田 昭郎 氏(しもた あきろう)

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プログラム

1.プロローグ

1-1.CCUSのバリューチェーン(構築に不可欠に求められる輸送)
1-2.カーボンニュートラル政策動向

2.二酸化炭素回収貯留(CCS)
・CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)の技術概要:発電所や産業プラントの排出CO2を回収し、地中深部に貯留する技術。世界各国で温暖化対策技術として注目されるようになり普及が急がれている。日本でも事業化に向けた国の支援が開始されている
・CCSのプロジェクト事例
3.二酸化炭素回収利用(CCU)
・CCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)の技術概要:発電所や産業プラント等で回収されたCO2を、新たな製品の製造に利用する方法。製品へのCO2固定や化石燃料利用を削減することでCO2の排出が削減される可能性がある技術
・CCUのプロジェクト事例
4.CCUSの政策動向 現状、CCUS事業による自立的な収益確保が厳しい一方で、カーボンニュートラルに向けて普及は待ったなしである。そのため世界各国では、目標達成に向けて普及拡大を目指した政策の導入が進められている。
・米国:CCUSプロジェクトに対する税額控除等
・英国:CCSネットワーク構築のための支援制度導入等
・日本:先進CCS事業に対する重点的支援
5.炭素除去技術(CDR) 
 各セクターでCO2の排出削減が進められていく一方で、いくつかの産業セクターでは、排出が不可避で残余する可能性がある。これらの残余排出は大気中から直接回収し貯留あるいは固定することにより相殺する必要があり、そのための技術がCDRである。(陸上の植物や海洋といった自然によるCO2吸収を人為的に促進する方法と、大気中からCO2を分離したり地中に貯留したりといった工学的な方法がある。)

・空気直接回収・貯留(DACCS)の概要  大気中から直接CO2を回収し貯留する技術で工学的なCDRの一つである。欧米では、IT関連の世界的企業のCO2除去クレジット需要に呼応して商用プロジェクトが稼働している
・DACCSの最新動向  
・バイオマスCCS(BECCS)の概要  BECCSとは、発電等のバイオマス利用発電とCCSを組み合わせた技術。バイオマス利用では、燃焼や発酵過程においてCO2が排出されるが、これは植物が成長する際に光合成によって大気中から吸収するものと相殺され、貯留により収支として大気中からCO2が除去される。
・BECCSの最新動向
6.課題と今後の展望
 
7.まとめ
質疑・応答 個別相談 

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