セミナー

【治具トラブルをゼロにする!】
作業性と製造コストを両立する「治具設計のセオリー」
~トラブルを防ぐための設計ノウハウ/ トラブル対策事例/ 製品精度を上げる設計手法~

開催主旨

製造業の人手不足が深刻化し、生産工程の効率化がますます必要となっています。
治具はワークに直接触れる部分であり、治具の設計の良し悪しが、製品の精度やコストを大きく左右します。作業性が良く、組立性が良い治具設計のノウハウを身につければ、生産効率を大きく向上することが期待できます。

しかし、治具はその多くが製造現場に合わせた設計になっており、体系化された文献資料はほとんどありません。理論化できておらず、だれもが「見よう見まね」で設計しているのが実態です。
「治具設計のセオリー」が体系化されていないことから、相変わらず治具に起因するトラブルが多く発生します。治具設計に1カ所欠陥があるだけで、後の工程で手戻りが発生したり、製造コストに大きく違いが出たりします。

本セミナーでは、ワークを的確に位置決めし、適切な拘束や役割を与えるための治具設計の基本についての解説をはじめ、作業性を良くし、製造コストを下げるためのチェックポイントの紹介も行います。また、治具設計に起因するトラブルを防ぐための対策を、主に組立工程における事例を見ることで効率的に身につけていただきます。

製品の複雑化が進んでいる昨今、治具設計に求められる精度は高まってきています。ベテラン作業員のノウハウを若手に引き継ぐのも簡単ではありません。日常の現場作業だけではなかなか身につけることができない治具設計の【着眼点や勘所】を、本セミナーを通して習得してください。

 

受講対象者

(1) 治具設計のポイントや勘所を効率良く学びたい方
(2) 工学計算の基礎知識はあるが、計算以外の実務的なテクニックも学びたい方
(3) 治具設計に起因するトラブルを防ぐためのノウハウ・対策を知りたい方
※機械設計の基礎知識はある程度知っているが、設計に従事してまだ経験の浅い方などを主な対象とします。

 

習得可能知識

(1) 治具の役割と治具設計における基礎知識
(2) 主に組立工程向けの治具におけるトラブル事例と原因・対策
(3) 機械設計力を上げるための実戦的な知識

 

概要

日時 2024年 5月 23日(木) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

安藤 正儀 氏(あんどう まさのり)

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

1.治具の種類にはどんなものがあるかおさらい
 1‐1. 治具とはなんなのか考えてみると
 1‐2. 加工のための治具の例
 1‐3. 組立のための治具の例
 1‐4. 治具と呼称されるたくさんの種類
2.治具のトラブル事例にはどんなものがあるか
 2‐1. 設計ミス?⇒機能不足トラブル
 2‐2. 知らなかった?⇒限度発覚トラブル
 2‐3. あとから発生?⇒展開不可トラブル
 2‐4. これから先は?⇒浪費トラブル
3.結果に直結する、知っておくべき治具開発の基本
 3‐1. 治具の役割とはなんなのか気がつく
 3‐2. 治具に求められる効果は「評価」で判断する
 3‐2. 治具設計のポイント⇒補う考え方
4.設計知識と、設計の違いによって生まれる差

 4‐1. 位置を決める基本の考え方とその例
 4‐2. 形の違いによる位置決め精度の違い
 4‐3. 動く部分の基本形と設計アプローチの違いによって生まれる差
 4‐4. 構造の違いによって生まれる差
 4‐5. 作業性を良くするためのポイント
 4‐6. 治具コスト、製造コストを下げるためのポイント

5.トラブルを防ぐための道筋

 5‐1. 治具設計の今と昔の考え方の違いとは
 5‐2. 連携を軽視するとトラブルの原因
 5‐3. 設計者が意識するべき道筋
 5‐4. 構想時に考えておくべき5か条
 5‐5. 設計時のテクニック7か条

6.もっと設計力を上げるために知るべきテクニック

 6‐1. 製品設計を考慮して治具の精度を上げる
 6‐2. 組立を考慮して治具の役割を的確にする
 6‐3. 加工を考慮して治具の価格を適正にする
 6‐4. 漏れてはいけないはずなのに設計者が気づきにくい項目
 6‐5. 治具設計の着眼点・勘所

7.設計後も留意すべきこと

 7‐1. 設計現場~組立現場~販売現場へ
 7‐2. 整理してトラブルを防ぐ
 7‐3. 企業における治具設計とは何か

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