セミナー

【ライブ配信セミナー】
素人設計脱却の第一歩

機械設計での必須知識「材料特性/加工・成形法/強度計算/設計留意点」特訓講座

開催主旨

製品開発には、性能・機能、信頼性、コスト、納期等の複数の要求仕様を満足するため設計に関する広い知識が要求されます。皆さんが経験されるデザインレビューでは、要求仕様に対する設計根拠をきちんと説明する必要があります。会議で合意がえられない場合は、再検討事項として手戻りが生じ、工程遅延のリスクに繋がります。例えば、「何故、この材料を使用するのか?」「その形状で強度は大丈夫か?」「その形状はコストが高くないか!」、特に「製品に関連した過去の失敗事例を調査して設計に反映しているのか?」の品証部等の指摘は審査合否の最後の関門になります。

本セミナーでは、共通技術として設計に必要な幅広い知識を俯瞰した形で第一段階として解説し、個別技術として部品形状を決定のために必要な種々の加工知識を円筒・角材・板金の3形態別に解説する構成としています。最終章に過去問題対策として失敗事例を紹介します。

【共通技術】として、
・主要金属材料の組織・成分に基づく機械特性 ~化学成分から如何に特性を読み取るか~
・材料特性向上のための強化法 ~稼動条件に応じて最適な強化法を如何に選定するか~
・加工機と加工法及び成型法の種類とその特徴 ~形状創生に最適な加工・成型法を如何に選定するか~

【個別技術】として、
部品形態を円筒材・角材・板金材の3つの形態に応じた固有の加工法、強度計算法と共に設計上の留意点も解説します。

最後に設計リスクマネージメントとして、過去の品質上の失敗事例を、現象→原因→対策→事前検証の項目で紹介したいと思います。基礎的な設計知識を活用する上で“過去何が問題で安全上の失敗を起こしたのか?”“設計段階でどう留意すればよいのか?”という“人の振り見て我が振り直せ”の視点でリスク対策の知識として参照して頂ければ幸いです。

本セミナーでは、新人~5年程度のものづくり部門に係る設計、品証、製造の担当者を対象にしています。テキスト以外に皆さんの理解度を挙げるため “百聞は一見に如かず“で動画も準備しています。今後皆さんの担当製品でデザインレビューを経験されると思いますが、本セミナーで設計法全体を俯瞰した形で纏めていますので、自信をもって回答できること期待しています。

 

概要

日時 2024年 6月 18日(火)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場 WEBセミナー
WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 講座開催の3営業日前17:00〆切
※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。
原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。

【営業日】について
営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。

(例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

益田 憲明 氏

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プログラム

はじめに
・上流設計に必要なデータと本セミナーの守備範囲
・本セミナーで解説する機械設計のための必要な技術
【共通技術】―材料特性とその強化法―
1.市場価格、金属特性基づくに設計活用
・主要金属の化学成分と強度特性
(鋼 鋳鉄 ステンレス アルミ合金)
2.材料の特性向上のための強化法
・特性を決める主要3要素 引張・硬度・靭性
・全体強化法(焼入れ・焼もどし、焼きならし、焼きなまし)
・表面強化法(高周焼入れ、浸炭焼入れ、窒化処理)
【共通技術】―加工機と加工法及び特徴―
3.切削加工
・加工機と加工法 旋盤 フライス盤 ボール盤 ブローチ、スロッター盤 研削盤
4.鋳造加工
・鋳造法の種類と特徴
・鋳造品の設計上の留意点
5.接合加工
・溶接 接合 圧接、液相接 加工の種類と特徴
6.塑性加工
・加工機と加工法 切断機、パンチプレス機、折曲げ機
7.特殊加工
・加工機と加工法 ワイヤー・形彫り放電 レーザ
8.円筒材・角材・板金材の形状設計と留意点
・部品形状決定のための強度設計の基本的な考え方
(安全率を考慮した許容応力の決定)
<円筒材>
・使用応力計算のための諸元(断面積、断面係数)
・各種機能別形状設計
(キー溝 せぎり/D カット ねじ 二面幅 止め輪用溝)
・強度信頼性のための形状設計上の留意点
<角材>
・使用応力計算のための諸元(強い断面形状とは)
・各種機能別形状設計
(穴位置、平面度、ボルト締結、溶接)
・強度信頼性//精度向上ための形状設計上の留意点
<板金材>
・各種機能別形状設計
((切断//抜き//曲げ//接合((スポット溶接,,スタッド溶接))
・強度信頼性//精度向上ための形状設計上の留意点
9.設計リスクマネジメント
・失敗事例の主要原因と機械系の製品事故原因の種類
・リスクアセスメントのための情報収集と分析
・失敗事例紹介((5例))
10.修了確認テスト(全体を俯瞰した復習)
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