セミナー

「ムダをムダと考える」現場をつくる
段取り替え時間を"バッサリ"削減する着眼点と改善事例
~多品種小ロット工場に対応した段取り替えのセオリー~

開催主旨

収益向上のヒントは、工場の至るところにあります。本セミナーでは、「見えなかったムダ」「気づかなかったムダ」も見えるようになり、誰もが改善できる手法を紹介します。


「多品種小ロット化に対応したい」
「短納期化の市場要求が、ますます強くなってきている」
製造業の現場では、昨今、このような傾向が見られています。

これらの要求に対応するには、ムダを徹底的に廃除して、余力を創出することで付加価値のある仕事に変えていくことが必要です。市場要求から迫られている「品質・納期・生産性・コストダウン」などを打開する具体策は、社員が自らのムダに気づき、自らのムダを徹底的に廃除することです。

また、多品種小ロット化への対応は、段替え時間を短縮して回数を増やしながら、総段取り替え時間を減らすことで実現できます。それは段取り替え改善のセオリー、つまりツボとコツがわかれば誰でも簡単にできます。

ムダは見えないから改善できないのです。
見えれば改善が一気に進みます。本セミナーでは、今まで見えなかった・気づかなかったムダを見える化し、徹底的に廃除していく具体的な方法を解説します。

さらに、多品種小ロット化のためにはムダを廃除するだけでは足りず、段取り替え回数を増やしながらも「段取り替え総時間は削減しなければならない」という現場での板挟みがあります。

段取り替え改善は、外段取り、内段取りだけでなく、後始末も重要な要素です。
段取り替え改善の事例も紹介しながら、今までになかった視点で段取り替え総時間を改善するための「目からウロコ」の着眼点と、解決のヒントを提供します。本セミナーを受講することで、大きな成果を出すことを期待しています。


概要

日時 2024年 7月 25日(木) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業局
セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

松田 龍太郎 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

プログラム

 0. ムダとは?
 1) 作業のうち、ムダな作業は90から95%もあります
 2) ムダとは?
 3) 「ムダが見えない」「ムダと思わない」ではダメ
 4) ムダを廃除し、価値をつなげていくことです
 5) ムダ、ロス、ミスの補足
 1. 見えるムダ、見えないムダ、気づかないムダ

 1)ムダを2つに分類
 2)7つの見えるムダ
 3)7つの見えるムダの着眼点と対策のヒントと補足
 4)5つの見えないムダ・気づかないムダという補足

 2. ムダ発見と即改善の具体的活動の進め方
 1)観察の仕方
 2)被観察者に対して2人1組で観察する
 3)現場で60分観察する
 4)問題点のまとめ方
 5)改善案のまとめ方
 6)動作経済の4原則からのヒント
 3. 小ロット化、短納期対応は、段替え時間短縮が決めて
 1)情報革命により、市場が品質・納期・コストさらにサービスを決めるようになった
 2)市場は、さらに変化していく
 3)小ロット化、短納期生産は段取り時間短縮が決め手!
 4)1960年代に始まった段取り替え改善の実例
 4. 段取り替え改善のポイントと即時間短縮できる手順
 1)段取り替え時間短縮の効果
 2)段取り替え時間の定義と補足
 3)段替え時間短縮の考え方と補足
 4)プレス・成形・組立ラインも同じ考え方
 5)間接部門も同じ考え方、事例紹介
 5. 段取り替え動作の改善の着眼点とヒント
 1)段取り替えを、外段取り・内段取り・後始末に区分する
 2)手順
 3)実施手順の着眼点1~4とその補足
 4)改善が回っていくサイクルの紹介
 6. 段取り改善をより効果的に進めるヒント
 1)ヒントのまとめ
 2)「見る」と「観る」の違い
 3) 専門家を集めてノウハウを共有化
 4)誰が見てもすぐわかる作業手順書
 5)ビデオ活用のメリットとデメリット
 6)時間短縮のグラフ作成と掲示
 7)公開段取りと他社との交流会
 7.段取り改善の事例紹介
 1)台車、オカモチ、段替えアームの事例
 2)コメクタ化、管理板、ワンタッチネジ、導線図
 3)段取り替えの情報の取り扱い
 4)ネジは、段替えにおいては親の仇として対応
 5)段取り替え改善の「絵ときチェックリスト」の紹介
 8.観察の仕方、参考文献、プロフィール

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