セミナー

【ライブ配信セミナー】
設計力を弱体化させる間違った部品表導入(BOM)!

効果的なPLM/設計システムの導入と、設計改革実践講座
~PLM・BOMの失敗要因と成功要因、あるべきシステム導入~

開催主旨

設計を効率化し、高度化していくことは、製造業において急務の課題となっています。

しかし、設計プロセスの可視化や設計改革に取り組むものの、途中で頓挫してしまう企業は未だに後を絶ちません。

 

BOM、PDM、PLM、3D-CADなど高額な投資を行い、数多くのシステムやツールを導入したにもかかわらず、システムに現場が振り回され、結果として改革に至らないケースも少なくありません。

中には、登録作業だけが増え、肝心の設計力を弱体化させてしまった例さえ見受けられます。

本来、BOMは単なる部品表ではなく、計画変更が発生した際に「誰が、何を、どれだけ手配すればよいか」を即座に判断するための基盤情報です。

E-BOMとP-BOMが連動していなければ、この役割を果たすことはできません。

 

また、設計変更は顧客要求に応じて避けられない一方で、その影響が後工程に見えない状態では、設計と製造・調達の分断を助長してしまいます。

設計者が変更時に後工程への影響を確認できる仕組みを持つことが重要です。


本講座では、設計改革を現場主導で実現するために必要な正しい改革手法と、それを支える設計システムのあるべき姿を整理します。

あわせて、工程の手順を表すBOPや、工程で実際に使用される部品表であるM-BOMの考え方にも触れ、設計と製造、生産計画をつなぐ全体像を解説します。

システムに振り回されるのではなく、業務とシステムの両側面から、成功に至る改革の視点を学んでください。

 

※本セミナーは製造業に従事されている方を対象とした講座です。講師とご同業の方および同業に近しい方などその他弊社の判断により、セミナーへのご参加をご遠慮いただく場合がございます。
 

■受講特典
ご受講者には、講師共著『儲かるモノづくりのための PLMと原価企画』(東洋経済新報社)を無料進呈します。

 

概要

日時 2026年 2月 6日(金)10:00~17:00
(9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり
会場

ライブ配信 ビデオ会議ツール「Zoom」

※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。

受講料

お一人様:48,400円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
申込締切日について 2026年 2月 5日(木)17:00〆切
テキスト配布について 本セミナーのテキストは、PDFにてお送り致します。
※お申込みの際に、テキストを受け取れるメールアドレスを記入して下さい。
(申込アドレスと異なる場合は、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)
問合せ先 日刊工業新聞社
総合事業本部 事業推進部(セミナー係)
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

北山 一真 氏(きたやま かずま)

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プログラム

基礎編

1. 間違いだらけのPLMシステム・設計システム

 (1) PLMシステムと設計システムの区別がついていない
 (2) PLMを設計部門だけで議論している
 (3) E-BOMが単なる手配リストになっている
 (4) PLMをE-BOM,M-BOM,BOPだけを議論している

2. PLMシステム/設計システムのあるべき方向性

 (1) PLMとは何か?なぜPLMが必要か?
 (2) PLMにおけるAIをどのように考えるか?
 (3) PLMにおける原価管理・原価企画をどのように考えるか?

3. PLMシステム/設計システムの導入効果

 (1) PLMを経営者に理解してもらうポイント
 (2) 経営における導入メリット(原価管理やプロダクト損益など)
 (3) 業務における導入メリット(製品高度化,技術の棚卸しなど)

 実践編

4. PLMシステム全体像
 (1) システム導入が目的にならないシステムコンセプト
 (2) PLM全体像
 (3) PLMとERPのあるべき関係性
   (原価/品質データのフィードバックポイント)
5. 部品表(BOM)

 (1) 目的別BOMの全体像
  • なぜBOMが必要なのか?
  • なぜ目的別にBOMを整備する必要があるか?
  • なぜBOMは技術者にとっては無駄なものなのか?
  • 目的別BOMの全体像(企画量産と個別受注の違い)
  • 目的別BOMで、部門を“つなぐ”BOMの必要性とは?

 (2) 目的別BOM導入のポイント
  • BOMの基本(PN,PS)
  • E-BOMとはなにか。CADとの関係は。
  • BOPとはなにか。M-BOMとはなにか。
  • E-BOM・M-BOM・BOPの関係性や適切な連携方法
  • P-BOMとは何か。他のBOMとの関係性は。
  • その他様々な目的別BOMを知る
  • 設計変更の影響点を把握する
   ・E-BOMに対するM/P-BOMへの影響範囲確認
   ・M/P-BOMの変更点のE-BOMへのフィードバック

 (3) 適切な品番・属性管理のあり方
  • 品番(品目コード)と品名の違い
  • 適切な品番(品目コード)体系のあり方
  • 適切な属性管理のあり方 (PN属性とPS属性の違い)

6. 3D-CADとナレッジ管理
 (1) 3D-CAD導入はなぜ失敗するのか?
 (2) 設計諸元管理とナレッジ管理
7. 成果物管理(PDM) とコミュニケーション管理
 (1) 成果物管理の本質は?
 (2) 成果物とコミュニケーションを連携させる
 (3) 技術的な経緯と根拠の見える化
8. PLMとAI
 (1) 過去の図面・成果物を、AIを使い適切に探し出す
 (2) 技術メモや不具合内容の生成AI利用
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 ※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします)

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