セミナー
【ライブ配信セミナー】
接着剤を使う設計・生産技術者のための
接着設計・生産技術マスター講座 《設計最適化編》
~耐久性評価法、接着許容強度の見積もり方、安全率の裕度の定量化法~
開催主旨
接着剤は多種多様な部品や機器の組立てに利用されるようになっているが、汎用技術として活用するには多くの課題がある。
中でも、設計基準が不明確、耐久性が不明確などの課題が有り、信頼性・品質に優れた接着を行うためには、どのように評価し、どのように設計すれば良いかが大きな課題である。
そこで、本講座では、
(1) 接着耐久性に関して、接着劣化のメカニズムと劣化に影響する諸因子、長期の寿命予測法
(2) 開発の最初の段階で、評価試験なしで、接着強度のばらつき、使用温度、劣化、許容不良率などを考慮して接着の実力強度(設計基準強度)と設計許容強度、許容不良率以下の不良にとどめるための生産時のばらつきの限度を簡単に見積もる「Cv接着設計法」
(3) 開発の最終段階で、耐用年数経過後に最低強度がどのくらいに低下していて、安全率の裕度がどのくらい残っているかを定量的に評価する「安全率の裕度の定量化法」
(4) 接着の特性・信頼性の向上とコストダウンを両立させる「複合接着接合法」
について、50年間にわたって多くの部品・機器の接着技術の開発に携わってきた講師が、⾃ら取得したデータと経験、ノウハウに基づいてすぐに役に立つ形でわかりやすく解説する。
なお、接着剤の選定方法、接着剤の種類と特徴、使用上の注意点、信頼性・品質確保の条件と方法、設計・施工上のポイントなどについては、11月 18日(月)開催の《基盤技術編》で説明する。
※受講者には、無料・無期限で、本講座に関するメールでの技術的質問にお答えします。
【受講対象者】
・部品・機器の設計・生産・品質関係技術者
・これから接着に関わる/実務で接着に携わっている技術者、接着で問題を有している技術者など、初心者から中堅技術者まで
・部品・機器組立用接着剤メーカーの技術者
【習得できる知識】
・接着劣化のメカニズム、劣化に影響する諸因子、長期の寿命予測法
・開発の最初の段階で、接着の実力強度(設計基準強度)と設計許容強度、生産時のばらつきの限度を簡単に見積もる「Cv接着設計法」
・開発の最終段階で、耐用年数経過後に最低強度がどのくらいに低下していて、安全率の裕度がどのくらい残っているかを定量的に評価する「安全率の裕度の定量化法」
・接着の特性・信頼性の向上とコストダウンを両立させる「複合接着接合法」
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概要
日時 | 2024年 12月 18日(水)10:00~17:00 (9:30 ログイン開始)※昼休憩1時間あり |
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会場 | WEBセミナー WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。 |
受講料 | お一人様:48,400円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
申込締切日について | 講座開催の3営業日前17:00〆切 ※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。 原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。 【営業日】について 営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。 (例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業局 セミナー事業部 TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込みについて |
講師
プログラム
第1章 接着耐久性 |
第1.1章 劣化の要因とメカニズム、耐久性評価のポイント 1.接着接合部における劣化箇所 2.代表的な劣化の要因 3.接着劣化のメカニズム 4.耐久性評価における注意点 5.耐久性評価試験の目的と種類 第1.2章 接着耐久性の長期寿命予測法 1.寿命予測の鉄則 2.長期熱劣化の予測法 3.長期水分劣化の予測法 4.長期屋外暴露劣化の予測法 5.クリープ耐久性の予測法 6.疲労耐久性の予測法 |
第2章 接着の特性・信頼性の向上とコストダウンを両立させる『複合接着接合法』 |
1.複合接着接合法とは 2.代表的な複合接着接合法 3.接着剤と他の接合法の役割の分担 4.複合接着接合法の諸特性 5.まとめ |
第3章 設計許容強度と接着部の必要強度、必要Cv値を簡易に見積もる『Cv接着設計法』 |
1.『Cv接着設計法』とは 2.『Cv接着設計法』の構成要素と考え方 3.設計基準強度と設計許容強度の算出式 4.必要な接着面積と必要な変動係数の見積もり 5.見積例 |
第4章 最適設計のための耐用年数経過後の安全率の裕度の定量化法 |
1.この評価法の適用の目的と前提条件 2.耐用年数経過後の安全率の裕度の算出法 (1)疲労やクリープなどの応力劣化をともなう場合 (2)静的な力だけが加わる場合 3.耐用年数経過後の安全率の裕度の算出事例 4.安全率の裕度の再配分 |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |