セミナー


過去トラ集を使った、FMEAとDRの上手な使い方と未然防止の活動方法
̶設計留意点・故障事例・チェックシート等の道具箱「FMEA辞書」と心配点を見逃さない品質特化DRのススメ

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開催主旨

 大手自動車メーカーを中心に国内製造業では厳格なFMEA大規模なDR(設計審査)が実施されていますが、ますます増加する社告・リコールに象徴されるように未然防止に役立っていません。そのおもな要因は、FMEAやDRの実施時に重要となる「気づく技術力」が不足しているからで、これでは新規点や変更点、心配点に気づくことができず、設計品質のつくり込みにつながりません。

 このような品質問題をなくすFMEAとDRの考え方として注目されているのが「FMEA辞書」です。これは、分野別の設計留意点・故障事例・基盤技術・チェックシートなどの道具を使いやすくまとめたものです。気づく技術力を強くすることで抜けのない心配点の抽出を可能とし、重点審議点ごとに実施する(品質特化)DRを通じて心配点をさらに抽出し、品質トラブルの未然防止につなげることができます。
 本講座は、大手自動車部品メーカーで本手法を推進したエキスパートを講師に迎え、気づく技術力を強くするFMEA辞書のまとめ方と道具としての効果的な使い方、FMEAをチーム活動として展開する(品質特化)DRの実施計画および実施方法を解説します。品質問題をなくすFMEAとDRの考え方と進め方を習得し、出図後の設計変更の削減ならびにクレーム率の激減に役立てましょう。

概要

日時 2024年 1月 28日(火) 13:00~17:00
(12:30 受付開始)
会場 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料 39,600円(資料含む、消費税込)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。
主催

日刊工業新聞社

 

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申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込み画面から、またはチラシをダウンロードしご記入のうえFAXにてお申し込みください。
受講料
セミナー開催日までに銀行振込にてお支払いください。
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30

講師

二村 直良 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28
セミナー会場案内図

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プログラム

1.品質問題をなくす設計とFMEA・DRの考え方
1-1 FMEA辞書と仕組みの継続的改善による効果
  (設計変更の激減、事業部クレーム率の激減、重要品質問題ゼロ件達成など)
1-2 開発のステップと品質保証体系
1-3 FMEA,DRとは何か
1-4 FMEA,DRの現状課題と解決策
2.過去トラの集め方・まとめ方
2-1 設計過去トラの分類方法、まとめ方
3.設計不具合の反省

3-1 品質問題の分析
  ①なぜ発生したのか?
  ②なぜ流出したのか?
  ③品質問題の発生原因と流出原因
3-2 心配点に気づくための仕組みづくり
  ①新規点・変更点・心配点に気づく技術力の養成
  ②抜けのない心配を抽出する道具
  ③気づきを促進するDRの仕組み
3-3 気付く技術力の強化 FMEA作成、DRチーム活動の道具
  ①気づく能力を強化するFMEA辞書(分野別の設計留意点/故障事例/基盤技術/チェックのためのチェックシート)

  ②抜けを防ぐ指摘キーワード集(心配点(故障モード)キーワード集/ストレス(使用環境など)キーワード集)
  ③気づきを強化するマクロFMEA作成シート(Excelのマクロ機能で抜けていた要因、気づかなかった要因に気づき、抜けのない心配点を抽出する)

  ④まとめ

4.未然防止の活動事例

4-1 試作図面のチェック事例
4-2 FMEA作成手順とチェック事例
4-3 気づきの道具を活用した品質特化DR(チーム活動)の改善

  ①実施計画(品質特化DR計画書の作成/事前準備)

  ②実施方法(新規点・変更点の明確化/キーワード集にもとづく心配点の抜けのチェック/心配点の要因の抜けのチェック/レビューのフォロー/司会者注意事項)

  ③心配点に気づく道具の効果(キーワード1つひとつで当たると意外と指摘が出る/設計変更件数・クレーム率の激減/新人の早期育成など)

5.過去トラ集の管理の仕方
 
6.ソフト面(人、業務管理、ルール)の改善
6-1 人材育成の改善事例
6-2 マネジメント技術の改善事例
6-3 しくみの改善事例
6-4 成果
7.製造工程の事例
7-1 過去トラの分類方法、まとめ方
7-2 製造の各種不具合事例集
7-3 P(工程)-FMEAとチェック事例
8.まとめ
8-1 FMEA辞書の作り方
8-2 なぜ、この品質改善活動ができたのか

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