セミナー
【ライブ配信セミナー】
“4時間でわかる”
機械設計技術者に求められる技術【材料,加工法,形状設計】を体系的に学ぶ!
~知識の”点”を”線”に、線から”面”に拡げ、トラブルを未然に防ぐ設計判断力を身につける~
開催主旨
本セミナーでは、単独の専門知識(点)の深掘りではなく俯瞰的(線)に学び、トラブルを未然に防ぐ設計判断力(面)を身に付け“実務で使える設計力”の習得を目的としています。このため材料・加工・成型・強度・JISを総合的に考え、仕様を満たす最適な設計を行うスキルの連携が必要です。このスキルの連携とは何か?
1つにコスト削減・効率の向上です。これは材料費や加工費を考慮した設計により製造コストを最適化することです。具体的には、切削、塑性加工、溶接・接合の製造現場の加工法を理解する必要特性を理解し、形状に合わせた設計ができることです。
2つに強度・信頼性の向上です。これは、破損や摩耗リスクを考慮した形状設計により製品寿命を延ばすことです。具体的には、部品に作用する力の種類とその応力解析により強度計算を行い安全設計ができることです。
3つに市場品質の向上です。これは、市場での過去の品質トラブルを調査し、対応策を反映させた安全・信頼性設計ができることです。具体的には、部品数最少化、組立性向上、破壊・腐食メカニズムの理解とJIS規格を遵守してトラブル防止設計ができることです。
スキルの連携の必要性を下記の想定した設計デザインレビューで考えてみましょう。
「その材料の選択理由は何か?」「その形状は切削、成型、放電加工のどれで加工するのか?」「その材質と形状で強度は十分か?」「その材料・形状から直材コストの予算を守れるのか?」「その装置は過去問題の対策が反映されているのか?」等の多岐の指摘事項に総合的な面の設計力が求められていることがわかると思います。
そこで、本セミナーの学習体系として、共通技術と部品形状別の個別技術に分けて必要知識と設計ポイントを解説する構成です。共通技術は、設計に必要な幅広い知識を俯瞰した形で材料・強化法と加工機・加工法を解説し、個別技術として部品形状を決定のために必要な加工知識を円筒材・角材・板金材の3形態別で解説します。各技術の概要は、
【共通技術】として、
・主要金属材料の組織・成分に基づく機械特性 ~化学成分から如何に特性を読み取るか~
・材料特性向上のための強化法 ~稼動条件に応じて最適な強化法を如何に選定するか~
・加工機と加工法及び成型法の種類とその特徴 ~形状創生に最適な加工・成型法の選定~
【個別技術】として、
部品形態を円筒材・角材・板金材の3つの形態に応じた固有の加工法、強度計算法と共に設計上の留意点も解説します。
本セミナーでは、新人~5年程度のものづくり部門に係る設計、品証、製造の担当者を対象にしています。テキスト以外に皆さんの理解度を深めるため “百聞は一見に如かず“で加工、溶接、接合を行う機械、操作方法がわかる動画も準備しています。今後皆さんの担当製品でデザインレビューを経験されると思いますが、設計法全体を俯瞰した形で内容を纏めていますので、自信をもって的確な応答ができること期待しています。単独の専門知識の点を線でつなぎ、全体を面として理解し、実践的な設計力を向上させましょう。
概要
日時 | 2025年 4月 25日(金)13:00~17:00 (12:30 ログイン開始) |
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会場 | WEBセミナー WEBセミナーは、WEBミーティングツール「Zoom」を使用して開催いたします。 ※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。 ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。 |
受講料 | お一人様:35,200円(資料含む、消費税込) 受講にあたり |
主催 | 日刊工業新聞社 |
申込締切日について | 講座開催の3営業日前17:00〆切 ※セミナーによって締切が異なる場合もございます。早めにお申込みください。 原則、資料を受講者の方へ郵送するため、お手元に届く猶予を頂いております。予めご了承ください。 【営業日】について 営業日は平日になります。 ※土曜/日曜/祝祭日は、休業日です。 (例)6/16(火)開催の場合、6/11(木)が締切日となります。 |
問合せ先 | 日刊工業新聞社 総合事業本部 事業推進部(セミナー係) TEL: 03-5644-7222 FAX: 03-5644-7215 E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30 |
FAX申込みについて |
講師
プログラム
はじめに |
・設計に必要な知識と本セミナーの狙い”知識の点・線・面とは“ ・本セミナーで解説する機械設計のための必要なキーワード 【共通技術】―材料選定のポイント― |
1.材料市場価格と特性に基づく設計への活用 |
・主要金属の強度・耐食性・コストバランスの評価 (鋼/鋳鉄/ステンレス/アルミ合金) |
2.材料の特性向上のための強化法 |
・特性を決める主要3要素(引張・硬度・靭性) ・全体強化法(焼入れ・焼もどし、焼きならし、焼きなまし) ・表面強化法(高周波焼入れ、浸炭焼入れ、窒化処理) 【共通技術】―加工技術と設計の関係― |
3.切削加工 |
・加工機と加工法(旋盤/フライス盤/ボール盤/ブローチ、スロッター盤/研削盤) |
4.鋳造加工 |
・鋳造法の種類と特徴 ・鋳造品の設計上の留意点 |
5.接合加工 |
・溶接/接合(圧接、液相接)加工の種類と特徴 |
6.塑性加工 |
・加工機と加工法(切断機、パンチプレス機、折曲げ機) |
7.特殊加工 |
・加工機と加工法(ワイヤー・形彫り放電/レーザ) |
8.円筒材・角材・板金材の形状設計と留意点 |
・部品形状決定のための強度設計の基本的な考え方 (安全率を考慮した許容応力の決定) <円筒材> ・使用応力計算のための諸元(断面積、断面係数) ・各種機能別形状設計 (キー溝/せぎり/Dカット/ねじ/二面幅/止め輪用溝) ・強度信頼性のための形状設計上の留意点 <角材> ・使用応力計算のための諸元(強い断面形状とは) ・各種機能別形状設計 (穴位置、平面度、ボルト締結、溶接) ・強度信頼性/精度向上ための形状設計上の留意点 <板金材> ・各種機能別形状設計 (切断/抜き/曲げ/接合(スポット溶接,スタッド溶接) ・強度信頼性/精度向上ための形状設計上の留意点 |
【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |