セミナー

【会場×オンライン開催!】
シミュレーション全盛時代・これからの生成AI時代における
V&Vのための「射出成形理論」完全入門
~理論を学び、射出成形技術者としてのセンスを身につけよう!~

開催主旨

 射出成形金型の設計は「型」の形を作れば良い訳ではありません。設計とは、材料力学・熱力学・流体力学などの学問で説明される様々な物理現象を理解し、これらをコントロールするプロセスです。この基礎理論にもとづく設計力が高品質な製品を効率的かつ低コストで生産するための基盤となり、科学的アプローチ(基礎理論)とシミュレーションにより高精度かつ信頼性の高い金型設計が行われます。近年では、樹脂流動解析をはじめ各種シミュレーションツールの使用が当然となっていますが、そのVerification(検証)&Validation(妥当性確認)のカギは基礎理論の理解にあり、これにもとづいてアタマの中でイメージを描くのが技術者としてのセンスです。

 本セミナーでは、製品設計・金型設計・成形実務などの成形業務を遂行するうえで押さえておきたい基礎理論を、実例を交えて解説。金型の破損事例、成形品の破損事例、成形不良現象、金型温度の変化などの各種事例に加え、解析結果のV&Vを念頭に射出成形理論の計算事例などを紹介します。

 2025年以降、生成AIが相次いでアップデートされ、V&Vプロセスを効率化・高度化する可能性があると言われています。例えば、実験データと理論・シミュレーション結果との比較・分析にかかる高度化やシミュレーション結果の解釈支援などです。この活用においてもカギとなるのは、やはり基礎理論の理解であり、射出成形金型設計・成形プロセスの自動化・最適化が見込まれるいまだからこそ、本講座でその理解を深めましょう。

概要

日時 2025年 7月 31日(木) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場

会場またはライブ配信の選択制

日刊工業新聞社東京本社 セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。

ライブ配信 ビデオ会議ツール「Zoom」
※ブラウザとインターネット接続環境があれば、どこからでも参加可能です。
当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。

受講料 46,200円(資料含む、消費税込)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。
主催

日刊工業新聞社

 

※弊社プライバシーポリシー(個人情報保護方針)をご一読いただき、申込みフォームより必要事項をご入力ください。

⇒ プライバシーポリシー

申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みいただくか、FAX申込書をダウンロードしご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
申込み締切日 ライブ配信の申込み締切日
2025/7/28(月)17:00 受付締切
※資料のご郵送に伴い、お申込み締切日が早くなります。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込について

講師

小松 勝男 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
中央区日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

 
イントロダクション① 金型設計におけるV&V(Verification & Validation)
イントロダクション② 射出成形とは? 金型とは? 射出成形の製造要件とは?
1.実践理論① 射出成形・金型設計における材力
1.1.  応力とひずみ
1.2.  ものが壊れる条件
1.3.  応力集中
1.4.  疲労破壊
1.5.  き裂の考え方と破壊力学
1.6.  材力が活躍するシーンⅠ 製品設計
1.7.  材力が活躍するシーンⅡ 金型設計
1.8.  事例Ⅰ応力集中と疲労破壊によるメインキャビティの破損
1.9.  事例Ⅱ 成形品の破損
2.実践理論② 射出成形・金型設計における熱力学
2.1.  伝熱の種類
2.2.  熱力学第一法則
2.3.  熱力学第二法則
2.4.  フーリエの法則(熱伝導の計算)
2.5.  ニュートンの冷却則(熱伝達の計算)
2.6.  熱通過の計算
2.7.  熱力学が活躍するシーンⅠ 金型設計
2.8.  熱力学が活躍するシーンⅡ 成形実務
2.9.  事例Ⅰ 金型温度の安定化
2.10. 事例Ⅱ 冷却回路設計
3.実践理論③ 射出成形・金型設計におけるレオロジー
3.1.  レオロジーとは何か?
3.2.  ガラス転移温度
3.3.  ウィリアムズランデルフェリー(WLF)式
3.4.  シフトファクターとマスターカーブ
3.5.  Cross – WLF式
3.6.  レオロジーが活躍するシーンⅠ 製品設計
3.7.  レオロジーが活躍するシーンⅡ 金型設計
3.8.  レオロジーが活躍するシーンⅢ 成形実務
3.9.  事例Ⅰ リサイクル材の物性予測
3.10. 事例Ⅱ 粘度推定による品質管理
4.実践理論④ 射出成形・金型設計における流体力学編
4.1.  連続の式
4.2.  層流と乱流
4.3.  粘性流体の基礎知識
4.4.  ハーゲン・ポアズイユ流れ
4.5.  ナビエ・ストークス方程式
4.6.  流体力学が活躍するシーンⅠ 金型設計
4.7.  流体力学が活躍するシーンⅡ 成形実務
4.8.  事例Ⅰ ランナーの圧力損失(海外書籍の解説)
4.9.  事例Ⅱ 成形条件の探索

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