セミナー
【ライブ配信&後日の録画視聴可&特典付き】
「御用聞き開発」からの脱却!
停滞テーマを競争優位な事業へ転換する
「再構築」の技術
~顧客要望への追従で埋没するリソースを解放し、高収益体質へ変革する評価・転換プロセス~
開催主旨
「御用聞き開発」が組織を蝕む―R&D部門の構造的ジレンマ
「営業の声が大きく、御用聞きのような改良開発ばかりでリソースが枯渇している」「利益率が低いと分かっているのに、開発が止まらない」「サンクコスト(埋没費用)が頭をよぎり、誰も『やめよう』と言い出せない」―貴社のR&D現場では、このような閉塞感が漂っていないでしょうか?
多くの企業で、将来性の低いテーマが惰性で継続され、真に取り組むべきイノベーションへの投資(ヒト・モノ・カネ)を阻害しています。従来の「ステージゲート法」等による機械的な中止判断は、技術者の熱意を削ぎ、失敗を隠蔽する文化すら生み出しかねません。
本講座では、こうした停滞するテーマ、いわば「生きているが成果を生まない」ゾンビ状態のテーマに対して、技術者のモチベーションを下げずに資源配分を見直す「建設的な撤退・再構築プロセス」を提示します。
単にプロジェクトを中止(STOP)にするのではなく、「なぜそのテーマは勝てないのか」を客観的に診断し、競争優位性のある領域へ「ピボット(方向転換)」させる手法を学びます。これにより、組織は以下の3つの変革を実現できます。
■【経営視点】資源の戦略的再配分 儲からないテーマへの投資を停止し、勝てる領域へリソースを集中。限られた開発予算の投資対効果を最大化します。
■【事業視点】脱・御用聞き開発 顧客要望への安易な追従から脱却し、潜在ニーズを突く高収益テーマへ転換。価格競争に巻き込まれない、差別化された事業を構築します。
■【組織視点】人的資本の最大化 技術者が納得して方向修正することで「やらされ仕事」から解放され、エンゲージメントとイノベーション創出力が向上します。
本講座の核心は、技術者自身が「このテーマは続けても意味がない」と薄々感づいている"暗黙知"を、組織の共通認識へと転換することです。外部からの一方的な評価ではなく、技術者自らが納得して方向転換を選択するための「診断(ゾンビ宣告)」と「再生(生まれ変わり)」の仕組みを実践的に解説します。
あえて「ゾンビ」というショッキングな概念を用いることで現状認識を共有し、技術者が前を向いて競争優位性のあるテーマに再挑戦できる、具体的なマネジメント手法を持ち帰っていただきます。
【受講者特典】
参加者に、自社の研究開発の状況を診断するための問診票と修正のためのガイドラインを進呈いたします。そのほか課題明確化のためのオンライン会議などの特典もございます。
本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを用いて実施します。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。
概要
| 日時 | 2026年 2月 20日(金)14:00~17:00 ※開催当日13:00まで申込受付 |
|---|---|
| 受講料 | 33,000円(テキスト代、録画視聴、受講特典、税込、1名分) ※テキストはメールでお知らせします。 ※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。 ※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。 ※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームでご選択ください。 ※録画視聴は当日参加された方も講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。 |
| 主催 | 日刊工業新聞社 |
| 問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
| 1.【基礎理論】R&Dの「生産性」と「心理的安全性」を定義する |
| 1-1 従来のR&D評価の問題点 ・技術者を追い詰めない評価の考え方 1-2 F軸(機能軸)競争からの脱却と同軸競争禁止の原則 1-3 「課題解決ビジネス」へのシフト 1-4 ユーザー評価系の理解と構築 1-5 技術者が真に追うべき「潜在ニーズ(行動)」とは? |
| 2.なぜ、優秀な組織に「停滞テーマ(ゾンビ)」が生まれるのか? |
| 2-1 事業部開発における構造的な課題(イノベーションのジレンマ) 2-2 ゾンビテーマの正体と定義 2-3 「顧客の声(VOC)」に従うだけではなぜ危険なのか? 2-4 競合追従・ベンチマーク開発が陥る罠 2-5 トレンドフォロー(脱炭素、SDGs、EV等)が招く思考停止 2-6 組織の「やめられない」メカニズムの解明・なぜ誰も「中止」と言い出せないのか・失敗を認められない組織文化 |
| 3.ステージゲートの限界と「再構築(ピボット)」のアプローチ |
| 3-1 なぜ、不採算テーマは放置され続けるのか? 3-2 従来のステージゲートシステムが抱える「モチベーション低下」の問題 3-3 「中止」ではなく「生まれ変わり」という発想・「中止」ではなく「生まれ変わり」システムが必要な理由 3-4 技術者の心理:診断(ゾンビ宣告)を受けた時の本音 3-5 なぜ、客観的な診断(宣告)がエンゲージメント向上につながるのか 3-6 テーマのゾンビ化が招く「事業と組織のゾンビ化」 3-7 経営トップの意思と資源配分変更のハードル 3-8 評価・診断に入る前の環境整備(心理的安全性の確保) |
| 4.ゾンビテーマの生まれ変わりシステムの全体像 |
| 4-1 経営層の巻き込み方(トップダウンかボトムアップか) 4-2 経営者の本音を引き出す意向確認の仕組み 4-3 「営業からの強い要望」があるテーマへの対処法 4-4 部門間連携:診断前に必要な営業部門との調整 4-5 技術者の反発を防ぐ事前コミュニケーション 4-6 診断(宣告)後のロードマップ作成 4-7 システム全体像と運用のポイント |
| 5.競争優位性を客観視する「評価・診断」の実践 |
| 5-1 評価の前提と準備・改めて問う、自社の「競争優位性」とは何か? 5-2 評価における前提条件のすり合わせ 5-3 【演習・解説】評価フォーマットの活用法(1/2) 5-4 【演習・解説】評価フォーマットの活用法(2/2) 5-5 なぜ「顧客の潜在課題」まで掘り下げる必要があるのか 5-6 競合調査・サプライチェーン評価の重要性 5-7 ユーザー評価系による客観的指標の策定 5-8 投資対効果(ROI)のシビアな見積もり 5-9 対象テーマの選定基準 5-10 納得感を醸成する「5ステップ診断プロセス」 5-11 本音を引き出すインタビュー技術 5-12 事実に基づく報告書の作成術 5-13 客観性と主観性のバランスコントロール |
| 6.再生プロジェクトの実行と伴走支援 |
| 6-1 診断から再生へ:生まれ変わりプロジェクトの全体像 6-2 【キックオフ】敗戦処理ではない、未来への「再出発」を宣言する場の作り方 6-3 「御用聞き」に戻らないための仮説検証型ヒアリング 6-4 【競合調査】スペック比較ではなく「勝てる土俵」を見つけるベンチマーク 6-5 【戦略立案】自社技術と市場ニーズを結合させるバリュープロポジションの再設計 6-6 【伴走支援】再びゾンビ化させないための定期レビューと軌道修正 6-7 【最終報告】経営陣・事業部がGoサインを出せる「再生プラン」のプレゼンテーション |
| 7.まとめと質疑応答 |
| 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |





