セミナー

【ライブ配信&後日の録画視聴可】
CAE×データサイエンスによるサロゲートモデル活用技術
~設計探索・最適化を加速する予測モデル構築と実務展開~

開催主旨

 CAE解析は、製品開発における設計検討や性能評価に欠かせない技術となっています。一方で、高度な解析には計算時間や専門的な知識が必要となり、多数の設計案を比較・探索することや、設計パラメータの最適化を十分に行うことが難しい場合があります。
 サロゲートモデルは、設計変数や解析条件とCAE解析結果との関係を学習し、解析結果を高速に予測する近似モデルです。CAEを置き換えるものではなく、CAEとデータサイエンスを組み合わせることで、設計探索や最適化を効率化し、より高度な設計判断を支援する技術として注目されています。
 本講座では、設計・開発者を対象に、サロゲートモデルの基本概念から、CAEデータを用いた予測モデル構築の考え方、学習データ作成、モデル精度評価、実務適用時の注意点まで体系的に解説します。さらに、構造設計、流体解析、製品設計などへの適用事例を通じて、サロゲートモデルをどのようなテーマに活用できるのか、導入時に確認すべきポイントや実務上の課題についても紹介します。
 最後にPythonを用いたサロゲートモデル構築デモを通じて、実際の活用イメージを理解し、自社の設計開発プロセスへ展開するための基礎知識を習得することを目指します。なお、受講特典としてPythonのサンプルコードも配布いたします。

 

受講対象

■製造業(機械、自動車、航空宇宙、電機など)における設計・開発技術者
■CAE解析を活用した設計検討や性能評価に携わる技術者
■CAE解析結果を設計探索、最適化、開発効率化へ活用したい方
■AI、機械学習、データサイエンスを設計業務へ展開したい技術者
■設計DXや解析プロセス高度化を検討している技術企画・開発部門の方
 

習得可能知識

■サロゲートモデルの基本概念と、CAE設計プロセスにおける活用目的を理解できます。
■CAE解析データを活用した予測モデル構築の流れと必要な考え方を習得できます。
■学習データ作成、前処理、精度評価、過学習・汎化性能など、実務適用時の重要ポイントを理解できます。
■設計探索、パラメータ最適化、性能予測など、サロゲートモデルの活用方法を把握できます。
■Pythonを用いた構築例を通じて、自社設計開発への導入を検討するための基礎的な視点を得られます。


 本セミナーは、オンライン形式でのセミナーとなります。オンラインでのご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。ZOOMでの視聴が困難な方には別途、こちらの手順を参照のうえブラウザ上でご視聴ください。

概要

日時 2026年 10月 5日(月)13:00~17:00

※開催当日12:00まで申込受付

受講料

39,600円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分)

※テキストはメールでお知らせします。

※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。
※講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金にも対応しています。

※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームでご選択ください。

※録画視聴は当日参加された方も講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。

主催 日刊工業新聞社
協力 大阪成蹊大学 データサイエンス学部
問い合わせ先 日刊工業新聞社 イベント事業本部 名古屋支社 セミナー担当
TEL : 052-307-0489
E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp

講師

劉 継紅 氏(リュウ ケイコウ)

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プログラム

1.なぜ今、サロゲートモデルが必要なのか
1-1 CAEを取り巻く設計・開発現場の現状と課題
1-2 CAEモデル構築・計算に要する時間と専門性の問題
1-3 設計探索・最適化が十分に行えない設計プロセス上の制約
1-4 開発期間短縮・設計高度化を背景としたDX・AI活用への要求
1-5 CAEとデータサイエンスを融合する意義
1-6 サロゲートモデルが解決できる課題の整理
【習得できること】「なぜサロゲートモデルが必要な技術なのか」を理解する
2.サロゲートモデル理解に必要なCAEとデータサイエンスの基礎
2-1 CAEの基礎(設計者視点)
 2-1-1 CAEとは何か ― 実験との違いと役割
 2-1-2 有限要素法(FEM)による構造解析の考え方
 2-1-3 流体解析(CFD)による現象理解の考え方
 2-1-4 CAE結果をそのまま設計判断に用いる際の限界
2-2 データサイエンスの基礎(予測モデル視点)
 2-2-1 データサイエンスとは何か
 2-2-2 教師あり学習による回帰・分類の基本
 2-2-3 決定木系・深層学習の特徴と使い分け
 2-2-4 CAEデータと機械学習の相性
 2-2-5 機械学習をCAE結果の予測モデルとして捉える考え方
【習得できること】サロゲートモデルを理解するための最低限の前提知識を整理する
3.サロゲートモデルの基礎理論と構築プロセス
3-1 サロゲートモデルとは何か
3-2 サロゲートモデルの位置づけと役割
3-3 用途に応じたサロゲートモデル用機械学習アルゴリズムの選択
3-4 CAEサロゲートモデル構築の全体フロー
3-5 学習データセット作成の考え方
3-6 データの正規化と前処理の重要性
3-7 学習データと検証データの分割方法
3-8 モデル学習と精度評価の考え方
3-9 過学習・汎化性能の注意点
3-10 サロゲートモデル構築時に注意すべきポイント
 3-10-1 一つの精度指標だけでモデルを判断しない
 3-10-2 学習データの不足・偏りと外挿予測の危険性
 3-10-3 CAEモデルと教師データの妥当性確認
【習得できること】サロゲートモデルを自分で構築するための原理と、実務上の注意点を理解する
4.企業現場におけるサロゲートモデルの構築と活用事例
4-1 サロゲートモデルの応用例
 4-1-1 『機械設計』2026年6月号サロゲートモデル特集の概要
 4-1-2 企業事例から見たサロゲートモデルの活用目的
 4-1-3 応用事例から見える導入テーマの選び方
4-2 構造設計への適用事例(空調圧縮機)
 4-2-1 強度予測サロゲートモデルの構築方法
 4-2-2 精度検証とCAE結果との比較
 4-2-3 設計パラメータの重要度分析
 4-2-4 効率的な学習データサンプリング戦略
4-3 流体解析への適用事例(室内空気環境)
 4-3-1 淀み分布予測サロゲートモデルの構築
 4-3-2 快適性評価への活用方法
 4-3-3 営業・提案ツールとしての応用可能性
4-4 製品設計への応用事例(キーボード押し心地)
 4-4-1 ダイヤフラム反力予測モデルの構築
 4-4-2 押し心地評価指標の設計
 4-4-3 設計空間における最適解探索
 4-4-4 感覚的性能を数値化・予測する意義
4-5 事例から見た成功要因と実務適用上の注意点
 4-5-1 成功事例に共通するポイント
 4-5-2 実務適用で注意すべき落とし穴
 4-5-3 設計者が陥りやすい誤解と使い方の注意点
4-6 自社導入の判断基準
 4-6-1 サロゲートモデル導入に向いているテーマの見極め
 4-6-2 導入前に確認すべきデータ・目的のチェック項目
 4-6-3 小さく始めるための導入ステップ
 4-6-4 社内体制、運用・更新、外部ツール活用の考え方
 4-6-5 導入テーマを選ぶための簡易判定表
【習得できること】サロゲートモデルの企業現場での活用事例を通じて、成功要因、注意点、自社導入の判断基準を理解する
5.Pythonによるサロゲートモデル構築デモ
5-1 放射線量率予測問題の背景と課題
5-2 CAEシミュレーションデータの扱い方
5-3 深層学習によるサロゲートモデル構築
5-4 Pythonを用いたサロゲートモデル構築の流れ
5-5 Google Colaboratoryを用いた実演デモ
【習得できること】Pythonを用いたサロゲートモデル構築の基本的な流れを理解し、自社で試すための第一歩をつかむ
6.まとめと質疑応答 

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