セミナー

【公認会計士】工場長が解説!
従来会計の欠点!
「モノづくりを強くする」管理会計入門
~従来の原価計算・損益計算書の【欠陥】【限界】を知り「正しく問題把握・意思決定」が出来る会計手法を理解する~

開催主旨

世界的なインフレが止まりません。

とはいえ、企業は生き残りをかけて利益ねん出していかねばなりません。

当然、製品の採算を厳しく見ていかねばならず、今まで以上に精密な原価計算が求められます。

 

・赤字を回避するには、どの程度の値上げが必要なのか?

・どの製品を打ち切り、どの製品を伸ばしていくべきなのかそのラインは?

・どんな方向に向かって、事業を再構築していけば良いのか?

 

こうした経営判断の拠り所となるのが【原価計算】です。

しかしながら…。

実は、そもそもの【原価計算】の手法(全部原価計算・直接原価計算)が、

現実のモノづくりの事業活動とは乖離してしまっており

 

・損益分岐点が実態とかけ離れている

・コストダウンしようにもコストの内訳がおかしくなっている

・適正在庫がくるってしまっている

 

しかも、こうした状況に誰も気づいておらず、

精密な計算をすればするほどおかしくなっていく…というのが多くの企業の会計の実態なのです。

 

まさか!と思われるかもしれませんが、本当です。

最大の理由は、会計士・税理士などの会計の専門家が、製造業をよく知らずに古い会計の仕組みを無理やり当てはめているから…。

会計士・税理士などの会計の専門家がいう事ですから、誰も間違いを指摘できないし、そもそも間違っているなどと誰も思ってもいないでしょう。

例えば…

・事業の付加価値を数値で見える化する仕組みがありますか?
・現場にやらせているカイゼンの効果が何円になるのかを金額で把握していますか?
・コスト目標と実績の差が毎日確認できる仕組みがありますか?
・期末1日の在庫削減ではなく平均在庫を管理していますか? 在庫の金利は具体的に何円ですか?
・工場内の在庫削減だけでなく、売上債権の管理にも同じくらい目を配っていますか?
・自社のWACC(ワック)を知っていますか? それが関係者に周知されていますか?
・ホワイトカラーの生産性をどのように測定し評価していますか?

 

上記の質問は、強いモノづくり現場を作りために重要な視点(質問)ですが、こうした問いに、税理士や会計士が答えられるでしょうか?まず無理だと思います。

つまり、モノづくりを知らない専門家たちの「会計」が多くのモノづくり企業の経営課題の把握を阻害し、意思決定を歪め、競争力を弱体化させているわけです。

こうしたことから、本講座では、「製造業に精通した公認会計士」である講師が、従来型の会計でコスト構造を製造業に、あるべき会計の原則をレクチャーし、貴社の真のコスト構造の把握の仕方、その対処の仕方を解説します。

いち早く会計上の問題に気づき、手を打つ企業はそれだけ、競合と格差をつけられます。自社のコスト構造の真の実態を把握したい方、これからどう戦っていくべきかを知りたい方、ぜひご参加ください。従来型の会計がいかに自社経営課題を正確にとらえれていなかったか驚かれるはずです。

概要

日時 2024年 6月 14日(金) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩12:30~13:30)
会場 日刊工業新聞社 東京本社 セミナールーム
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料

お一人様:46,200円(資料含む、消費税込)

受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書を郵送またはメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。

主催 日刊工業新聞社
問い合わせ先 日刊工業新聞社
総合事業局 セミナー事業部
TEL: 03-5644-7222
FAX: 03-5644-7215
E-mail : j-seminar@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込みについて

講師

吉川 武文 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社 東京本社
セミナールーム
東京都中央区
日本橋小網町14ー1
住生日本橋小網町ビル
セミナー会場案内図

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プログラム

 第Ⅰ講 ◆ポストコロナを生き抜く!・・・今、日本のモノづくりが直面している課題
 Ⅰ-1 パラダイムシフトの遅れ、低迷する生産性
 Ⅰ-2 原因は…損益計算書の欠陥にあった!

 第Ⅱ講  ◆「利益」と「付加価値」・・・全ての経営の出発点となる最重要指標(KPI)
    ◆「損益分岐点」と「安全余裕率」・・・明日の行動を決める指標

 Ⅱ-1 「付加価値」が見えなければ危機も見えない! 従業員も本気にならない!
 Ⅱ-2 まるで目を閉じて車を運転するが如し・・・そのP/Lで「正しい経営判断」ができますか?
 演習① P/Lを組み替え、指標を「正しく」とらえる。正しい指標を元に事業計画を立てる
 第Ⅲ講 ◆原価差異・・・コストダウンの成否を握る重要な指標
 Ⅲ-1 コストダウン担当者がコストの内訳を知らないという悲劇が広がっている
 Ⅲ-2 差異が無いのは目標がないから? 本当に本気なら、必ず差異が出る!
 演習② コストダウン活動を設計する
 第Ⅳ講 ◆生産性・・・ホワイトカラーを本気にするためのKPI
 Ⅳ-1 「生産性を15%上げなさい」「了解です! でも、どうやって測る?」
 Ⅳ-2 生産性が測れなければテレワークに対応できない。人材も育たない
 演習③ 生産性の測定と業績評価
 第Ⅴ講 ◆在庫回転数と固定資産回転数・・・新しい事業戦略の要になる指標
 Ⅴ-1 日本中で「在庫は足りない! お金は寝ている!」なぜ?
 Ⅴ-2 従来の減価償却が招く致命的な経営判断ミス
 演習④ 5つの在庫回転数と不正直指数の計算、減価償却とROAの関係の確認
 第Ⅵ講 ◆IRRと資本コスト・・・正しい設備投資の意思決定をするための指標
     ◆流動比率、自己資本比率・・・株価低迷や年金破綻の原因になっている指標

 Ⅵ-1 勘と気合の設備投資をやっていませんか?
 Ⅵ-2 WACC(加重平均コスト)とIRR(内部収益率)を知っていますか? 知らなければ、株式会社失格です!

 演習⑤ IRR(内部収益率)の計算は決して難しくない

 第Ⅶ講 ◆キャッシュフローとバリューフロー・・・正しい意思決定を支える新しい会計
 Ⅶ-1 全部原価計算では意思決定できない! 直接原価計算でもダメ!
 Ⅶ-2 スピード経営の薦め、3位一体の管理(計画~実行管理~開示)の薦め
 演習⑥ これまでの原価計算では見えなかった、バリューフローで見つける新しい勝負所

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