セミナー


自主保全と専門保全の連携で達成する!儲かる生産保全の進め方
~「トヨタ式保全SE」にもとづく全員参加型の保全活動(TPM)~

開催主旨

 本講座は、全員参加型の生産保全をテーマに、設備の安定稼働と人材育成の重要性を紹介。TPM(Total Productive Maintenance)の目的と進化を学び、設備の故障を防ぐための自主保全活動の必要性を説明します。

 具体的には、まず4M(Man、Machine、Material、Method)を適切に管理することで、生産の安定にどのように寄与するのかを解説します。次に、作業者自身が設備点検や小修理を行う「自主保全」の重要性を理解し、オペレータの育成およびチームワークの向上をめざす清掃・点検活動の定期的な実施方法を紹介します。併せて、設備の高度化や新技術への対応における「専門保全」における迅速な故障対応と日常的な訓練の重要性に触れ、なぜなぜ分析を用いた真因追究や再発防止の進め方を解説します。

 また、自主保全と専門保全の連携を強化し、保全活動の見える化を進めることで、チーム全体が現状と進捗を共有できる環境づくりも紹介します。ここでカギとなるのが、トヨタ式と言える「保全(設備)サイマルテニアスエンジニアリング(SE)」です。保全SEとは、設備を搬入する前にあるべき状態(保全の必要のない設備)を追求するために、関係部署(設計・製造・保全部署・メーカー)が ①製品精度の見直し、②加工法の最適化、③設備の構造確認、④制御や使用機器、⑤潤滑油などの標準化、⑥保全スペースの最適化、などに取り組むことで、稼働後の保全工数の最小化をめざす活動です。設計・開発におけるコンカレントエンジニアリングの「設備保全版」と言え、トヨタ以外の方には馴染みの薄い、この新たな考え方と具体的な活動方法を習得することができます。

 本講座は、全員が参加することで設備の維持管理を強化し、生産の安定と人材育成を同時に達成できる有意な構成となっています。

概要

日時 2025年 8月 29日(金) 10:00~17:00
(9:30 受付開始 休憩60分)
※昼食のご用意がございませんので、ご準備いただくか休憩時間内に外食いただきますようお願い申し上げます。(休憩時間の会場内飲食は可能)
会場 日刊工業新聞社名古屋支社 6階セミナー会場
※会場には受講者用の駐車場が有りません。必ず最寄りの公共交通機関でご来場ください。
※当日の録音・録画は固くおことわり申し上げます。
受講料 46,200円(資料含む、消費税込)
※日本金型工業会、中部プラスチックス連合会の正会員の方は15%割引とさせていただきます。
主催

日刊工業新聞社

 

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申込について 受講にあたり
開催決定後、受講票並び請求書をメール(PDFファイル)にてお送り致します。
申込者が最少催行人数に達していない講座の場合、開催を見送りとさせて頂くことがございます。(担当者より一週間前を目途にご連絡致します。)
申し込み方法
各セミナーのお申込みフォームからお申込みいただくか、FAX申込書をダウンロードしご記入のうえ、FAXにてお申込みください。
受講料
振込手数料は貴社でご負担願います。
キャンセルについて
開催日1週間前までの受付とさせて頂きます。1週間前までにご連絡がない場合はご欠席の方もキャンセル料として受講料全額を頂きます。
問合せ先 日刊工業新聞社 総合事業本部 イベント事業部・事業推進部(名古屋)
TEL:052-931-6158 FAX:052-931-6159
E-mail:nk-event@media.nikkan.co.jp
TEL受付時間:平日(土・日・祝日除く) 9:30-17:30
FAX申込について

講師

佐藤 修治 氏

会場アクセス

日刊工業新聞社名古屋支社
6階セミナー会場
名古屋市東区泉2-21-28
セミナー会場案内図

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プログラム

1.TPMとは
1-1 TPMの目的と進化
1-2 トヨタにおけるTPM
1-3 設備稼働ロス改善の進め方
1-4 設備故障とTPM活動
1-5 トヨタのTPM再構築
2.トヨタ式保全(設備)サイマルテニアスエンジニアリング(SE)の進め方
2-1 保全(設備)SEの必要性
2-2 トヨタでの保全(設備)SEの実践と進め方
 2-2-1 工法の最適化
 2-2-2 設備の最適化
3.自主保全の進め方
3-1 生産ライン稼働状況の見える化
3-2 自主保全とは
3-3 自主保全の進め方
3-4 自主保全の勘所
 3-4-1 全員参加の秘訣
 3-4-2 リーダーの心得
 3-4-3 微欠陥の見つけ方
4.専門保全の進め方
4-1 専門保全とは
4-2 故障低減の進め方
4-3 故障時間短縮の進め方
4-4 保全費最適化の推進
4-5 設備稼働ロス低減の推進
5.質疑応答
※トヨタでの実践例などは各章で紹介します。

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