セミナー
【ライブ配信&後日の録画視聴可能】
なぜ量産できないのか?
ペロブスカイト太陽電池 実用化最前線
~ESRによるメカニズム解明と設計・量産の壁への対応指針~
開催主旨
ペロブスカイト太陽電池は、高効率化の進展とともに次世代太陽電池として注目を集めており、近年では国家プロジェクトや企業連携のもとで社会実装および量産化に向けた開発フェーズへと移行しつつあります。特に鉛フリーのスズペロブスカイト太陽電池は環境負荷低減の観点からも重要性が高まり、材料・デバイス両面での研究開発が加速しています。
一方で、実用化に向けては長期安定性の確保、界面における電荷移動やトラップ、イオン移動に起因する性能劣化、封止技術や大面積化に伴う歩留まり低下など、量産プロセスに直結する複数のボトルネックが依然として存在しています。本講座では、電子スピン共鳴(ESR)を用いた分子・原子レベルでの電荷状態解析を基盤に、素子動作中(オペランド)における欠陥構造や電荷挙動を非破壊・非接触で観察する手法を解説します。
これにより、従来のマクロ評価では捉えきれなかった劣化メカニズムを明確化し、高効率化・長寿命化に向けた設計指針へと接続します。さらに、リコーの印刷製造技術や積水化学による建材応用、NEDO主導の実証プロジェクトなど、産業界における最新動向を踏まえ、量産化における技術課題と実証段階で顕在化している失敗要因についても整理します。
本講座は、ペロブスカイトおよびスズペロブスカイト太陽電池の設計・開発・評価に携わる技術者が、実用化を見据えた技術判断を行うための体系的かつ実務的な知見を提供することを目的としています。
受講対象
■有機デバイス素材開発に携わる研究者
■ペロブスカイト太陽電池に携わる設計、開発者、評価担当者
■ペロブスカイト太陽電池の開発に興味のある方
■実用化に向けある程度の知識をお持ちの担当者、技術者
習得可能知識
■ペロブスカイトおよびスズ系太陽電池の動作原理と実用化課題を整理して理解できます
■ESRを用いた電荷状態・欠陥解析の具体的な活用方法を把握
■オペランド評価による実動作中のデバイス挙動の捉え方を理解できます
■高効率化・長寿命化に直結する材料設計・界面制御の指針の習得
■実証段階で顕在化している課題の構造を理解し、自社開発への応用視点を得られます
■量産化に向けたボトルネックを整理し、技術判断のための視点
本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。
概要
| 日時 | 2026年 7月 29日(水)13:00~17:00 ※開催当日12:00まで申込受付 |
|---|---|
| 受講料 | 39,600円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分) ※テキストはメールでお知らせします。 ※振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)ををメールでお知らせします。 ※当日の参加が難しい方は録画での参加も可能です。録画での参加を希望される方は、申込フォームでご選択ください。 ※録画視聴は当日参加された方も講座終了後10日間にわたりご視聴いただけます。 |
| 主催 | 日刊工業新聞社 |
| 協力 | 筑波大学 |
| 問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 イベント事業本部 名古屋支社 セミナー担当 TEL : 052-307-0489 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
| 1.産業動向と実用化フェーズの現実 |
| 1-1 ペロブスカイト太陽電池の技術成熟度(TRL整理) 1-2 NEDO・企業連携による社会実装フェーズ移行 1-3 リコー(印刷型製造)、積水化学(建材型)、施工事業者の役割分担 1-4 実証プロジェクトの現状と到達点 1-5 シリコン・タンデムとの競争構造 |
| 2.動作メカニズムと劣化の本質(ESR解析) |
| 2-1 ペロブスカイト太陽電池の動作原理 2-2 電荷ドーピング状態と界面電荷移動 2-3 ESRによるオペランド解析手法 2-4 電荷トラップ・界面準位形成の物理 2-5 劣化初期過程の分子レベル解析 |
| 3.量産化ボトルネックと失敗事例 |
| 3-1 実証段階で顕在化している課題 3-2 封止不良と水分侵入 3-3 均一成膜・歩留まり問題 3-4 大面積化に伴う性能劣化 3-5 インクジェット・R2R製造プロセスの課題 3-6 建材組込み時の設計制約 3-7 フィールド実証における劣化事例 3-8 失敗パターンと原因構造 |
| 4.設計・材料・プロセスの実用化指針 |
| 4-1 界面設計とエネルギー準位整合 4-2 鉛系とスズ系の実用比較(安定性・酸化課題) 4-3 添加剤・組成制御の設計ロジック 4-4 封止・バリア設計の実務指標 4-5 ESR解析から導く設計改善フロー 4-6 劣化抑制のための設計パラメータ整理 |
| 5.量産戦略・コスト・将来展望 |
| 5-1 量産化シナリオ(2030年ロードマップ) 5-2 コスト構造とシリコン太陽電池との比較 5-3 建材一体型・分散電源としての市場構造 5-4 材料・装置・建材・施工における役割分担と勝ち筋 |
| 6.まとめ・質疑応答 |
| 【ライブ配信セミナーに伴う注意事項について】⇒ 【詳細はこちら】 ※必ずお読みください(お申込みを頂いた時点でご同意頂いたとみなします) |





